アニメ「機動戦士ガンダム」(1979年)のキャラクターデザイン・作画監督を担当した安彦良和さん(78)が制作に関わった農協のイメージキャラクターが3日、公開された。安彦さんは北海道遠軽町出身で、道内などを舞台にしたマンガ「韃靼タイフーン」「王道の狗」でも知られる。
中学生のデザインを安彦さんが磨き上げ
えんゆう農業協同組合(JAえんゆう)は、旧遠軽町農協と旧上湧別町農協が合併して発足。若手職員の提案で地域活性化や職員確保などを目的に、地元の子どもたちからデザインを公募した。308件の応募の中から、遠軽町立遠軽中学校2年の松尾梅花さんの作品が選ばれ、安彦さんがブラッシュアップした。
地域の特産品を表現したペアキャラ
遠軽にちなんだコスモスやアスパラガス、黒曜石を体に飾った牛柄の「えんちゃん」と、上湧別特産のタマネギやチューリップなどを牧草ロールの胴体にあしらった「ゆうくん」のペア。組織の成り立ちと地域の誇る農畜産物を表現している。
JAえんゆう本所で開かれたお披露目会にオンライン参加した安彦さんは応募作品を褒めたたえ、「公募にしてよかった。将来着ぐるみになることも考えて『ゆうくん』は酪農家らしく長靴を履かせた足をつけ、特産品も盛り込んだ」とデザインの意図を説明した。キャラクターは同日からJAの看板などに掲げられ、広報やイベントでも幅広く活用される。