月9ドラマ『サバ缶』で聖地化の福井・小浜、観光持続化への光明は「鯖街道」にあり
月9ドラマ『サバ缶』聖地・小浜、観光持続化の光明

福井県小浜市が、フジテレビ系月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』の舞台として注目を集めている。同作は、若狭高校の生徒たちが宇宙食に採用されるサバ缶の開発に挑む物語。ロケ地研究家の古関和典氏が現地を訪れ、その魅力と課題をレポートした。

JR小浜駅から海岸へ、ドラマの聖地を巡る

JR小浜駅を降り、海岸へ向かう商店街を進むと、約300メートルで海岸線に突き当たる。左手にはドラマにたびたび登場する「マーメイドテラス」があり、2体の人魚像が設置されている。これは「八百比丘尼伝説」にちなみ、1976年4月に配置されたものだ。ドラマでは北村匠海さんや出口夏希さんの登場シーンで使用され、すでに多くのファンが聖地巡礼に訪れている。

海岸線を西へ進むと、「小浜西組重要伝統的建造物群保存地区」が広がる。若狭国小浜藩の初代藩主・京極高次が小浜城築城の際に整備した町割りが残り、明治から昭和の建物が点在。特に三丁町には、ドラマにも登場する明治期の芝居小屋「旭座」が移築復原されている。

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「宇宙鯖缶」の実食レポート

ドラマの題材となった「若狭宇宙鯖缶」は、実際に小浜市で製造・販売されている。筆者が試食したところ、サバの旨味が凝縮され、ほどよい塩加減でご飯との相性が抜群。宇宙食としても遜色ないクオリティだ。

敦賀から1時間の壁と鯖街道の可能性

小浜市の観光面での課題は、JR敦賀駅から約1時間かかるアクセスの悪さ。しかし、古来より京都と若狭を結ぶ「鯖街道」の終着点として栄えた歴史があり、この街道を活用した観光ルートの開発が進んでいる。ドラマ効果で一時的なブームに終わらせず、持続可能な観光地を目指す取り組みが注目される。

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