お笑い芸人の東野幸治さんが、16日に東京都内で開催された日本イーライリリー主催の「あなたの日々に、脳の健康も」コンテスト作品発表会に登場。お笑い芸人の又吉直樹さんとともに「脳の健康」をテーマにした特別トークセッションに参加した。
イベントでは、東京都健康長寿医療センター健康長寿イノベーションセンター臨床開発ユニット長の井原涼子氏が、アルツハイマー病のリスク因子や早期発見の重要性について解説。東野さんは「脳の健康を守るために今できること ~“私の脳が喜ぶ瞬間”から考える、アルツハイマー病と早期の気づき~」と題したセッションに、又吉さんと一緒に登壇した。
「おごそかすぎませんか?」会場の空気を一変させたダディの第一声
会場は芸能イベントとは異なり、かしこまった雰囲気の中、東野さんは神妙な面持ちで登場。この取り組みに初めて参加した東野さんは、開口一番「僕、今回このイベントに参加したのは、又吉さんに会いたくて。又吉さんがこのイベントに参加するのは今回が2回目で、又吉さんはこのイベントがすごく好きで、ノリノリだったって聞いたんですよ」と前振りした上で、「で、今ここに座って皆さんとお会いして、すごく後悔してます(笑)」「おごそかすぎませんか?」と話し、参加者の笑いを誘った。
「上岡龍太郎さん、どうですか?」MC番組でのド忘れエピソードを回顧
トークでは、又吉さんが前回イベントのために作った短歌の話題に触れた後、東野さんは「僕も最近なんですけど、人の名前が出てこない時とかあって」と切り出し、MCを務めていた『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ系)でのエピソードを披露。審査員として出演していた片岡鶴太郎さんの名前が突然出てこなくなり、「あれ。あの人誰やったっけ?」と思いながらも、大先輩のため周囲に聞くこともできず、番組を進行しながら必死に思い出そうとしていたという。
そして、審査員に話を振る場面で「“か”で始まるな」という記憶だけを頼りに、「もう一か八か」で出てきたのは「上岡龍太郎さん、どうですか?」だったと回顧。「スタジオがこの世のものとは思えない空気になった」と振り返り、こうした出来事があると「脳の衰えとか、不安になったりもする」と話す一方で、芸能人の場合は自身の失敗を仕事の場で話すことができ、「『僕もこんな経験ありますよ』って言うことによって、ちょっと浄化されたりとか」「自分を卑下したりすることによって、なんかこう、ほっとするっていうことはあったりもしますし」と自身の感覚を明かした。
さらに、又吉さんから「東野さんでも例えを諦めることとかあるんですか?」と聞かれ、東野さんは「めちゃくちゃあります!」と答え、「俳優の名前とか、もう全然出てこない。だから、ごまかしごまかしやってるっていうのは、最近は特に多いです」と話し始めたところで、司会者に「……という気づきがあるということなんですけど、すみません、ちょっと質問に移らせていただこうと思うんですけど」と制止され、会場から笑いが起こった。東野さんは「今うっすら、僕も衰えた脳で『司会の方はもうしゃべるなと思ってるねんな』と分かりました(笑)」と省みた。
圧巻の大立ち回りで会場を笑い疲れさせる
この後も、東野さんの大立ち回りは圧巻だった。イベントのテーマに沿ったエピソードを次々と披露し、その度に笑いを起こしながら、脳に関する質問を井原氏に投げかけ、又吉さんに話を振り、又吉さんがそれに応えるように笑いを起こし、それを踏まえて井原氏に意見を求めるという流れで進行。司会者が進行で困ったときには助け舟を出し、イベントの進行を整えていた。
会場の参加者からは、笑い疲れたように「はぁ〜」と息を吐く声や、「すごいな、やっぱり」と思わず声を漏らす場面も見られた。
なお、このイベントには、「脳の健康 短歌&フォトメッセージコンテスト」の短歌部門審査員長を務めた歌人で作家の東直子氏、フォトメッセージ部門審査員長を務めた写真家の浅田政志氏、日本イーライリリーのフェリックス・チャン氏も登壇した。



