福井県観光客2144万人で過去最高、消費額も最高
福井県観光客2144万人で過去最高、消費額も最高

2025年の県内観光客入り込み数は、前年比3.6%増の2144万3000人で過去最高を更新した。観光客が使った金額の合計「観光消費額」も同31.3%増の1987億円に上り、最高額となった。一方、宿泊客数や関東圏からの入り込み数は前年から減少しており、対策が課題となっている。

入り込み数と消費額が過去最高

県によると、入り込み数と消費額は2020〜21年、コロナ禍のために大きく落ち込んだが、以降は回復し、24年に初めてコロナ禍前の水準を超えた。

主要観光地別に延べ人数で集計した入り込み数をみると、「かつやま恐竜の森周辺」(勝山市)で156万人で最も多く、▽「武生中央公園」(越前市)145万人▽「気比神宮」(敦賀市)124万人――などが続いた。「西山公園」(鯖江市)は86万人で、前年比8.4%増と伸び率は最も大きかった。

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消費額の内訳と目標達成

観光消費額を1人当たりでみると、宿泊客は3万221円で前年から5308円増えた。日帰り客も1574円増の5546円となった。

25年3月に県が策定した観光振興計画「ネクストふくい観光ビジョン」では、29年の入り込み数を2100万人、消費額を1700億円と設定しており、前倒しで目標を達成した。

宿泊客と関東圏からの減少が課題

入り込み数の日帰り・宿泊の内訳では、日帰り客が1906万人で前年から5%増えた一方で、宿泊客は6.4%減の239万人にとどまった。宿泊客数を北陸新幹線県内延伸前の23年(263万人)と比較すると9.4%減っており、延伸が宿泊増につながっていない現状が浮かぶ。

また、入り込み数のうち、県外客(885万人)を地域別でみると、関東地区は95万人で21.1%減った。24年に新幹線延伸で急増した反動とみられ、大規模都市圏から安定的に観光客を呼び込む施策も求められている。

県観光政策課の担当者は「ホテル誘致など宿泊環境を整備するのに加え、関係団体と連携したプロモーションや知事のトップセールスなどで誘客を図っていきたい」としている。

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