俳優の西島秀俊が主演を務める映画『存在のすべてを』(2027年2月5日公開)の特報映像とティザービジュアルが8日、解禁された。あわせて、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二が出演することも発表された。
原作は塩田武士のベストセラーミステリー
本作は、第9回渡辺淳一文学賞を受賞し、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位、2024年本屋大賞第3位に選ばれるなど高い評価を受けた塩田武士の同名ミステリー小説が原作。1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた「二児同時誘拐事件」に隠された闇と、30年越しに明かされる衝撃の真実を描く。
監督は『64−ロクヨン−』『ラーゲリより愛をこめて』などを手がけた瀬々敬久。主演の西島に加え、広瀬すずの出演もすでに発表されている。
仲村トオル、約10年ぶりの瀬々組参加
西島演じる新聞記者・門田次郎と旧知の神奈川県警刑事・中澤洋一を演じるのは仲村トオル。『64−ロクヨン−』以来、約10年ぶりの瀬々組参加となる仲村は、「脚本を読んだ時は『これはいい映画になる』と思い、原作を読んだ時はストーリーが分かっていても最後は涙が止まりませんでした」と作品への思いを語った。
中澤の後輩刑事・先崎隆明役には斎藤工。撮影を終え、「不思議な魔法をかけられたような現場だった」と振り返り、「多面的な要素を持った作品ですが、最終的にはすべてがリアリティーに集約され、一枚の大きな絵になっていく感覚がありました」とコメントを寄せている。
豪華キャスト陣の役どころ
このほか、事件発生当時の警察庁捜査一課長・真木慎一役を青柳翔、門田が所属する大日新聞の本社記者・藤島光一役を光石研、神奈川県警捜査一課管理官・三村智也役を永島敏行、誘拐事件の被害児童・内藤亮の祖父・木島茂役を奥田瑛二が務める。
奥田は「瀬々監督にしか扱えない、瀬々監督でないと撮れない、エンターテインメントとリアリズムが融合した作品」と、本作への手応えを語っている。
特報映像とティザービジュアルの内容
あわせて公開された特報映像では、「警察大失態」の文字とともに、1991年に発生した「二児同時誘拐事件」の混乱が映し出される。その30年後、事件を追い続ける新聞記者・門田(西島)の鋭いまなざしや、事件の被害者だった少年の同級生・土屋里穂(広瀬)が手紙を見つめ涙を流す姿が描かれる。
「なぜ被害者の内藤亮は、誘拐された3年間の真実を決して語らなかったのか――」。仲村、斎藤、青柳、光石、永島、奥田らが演じる登場人物たちの緊迫した表情が次々と映し出され、未解決事件の裏に隠された壮大な人間ドラマへの期待を高める映像となっている。
ティザービジュアルには、静かに何かを見つめる門田の姿とともに、「未解決で終わった、二児同時誘拐事件。当事者しか知らない、あの〈3年〉の真実。」というコピーが添えられ、物語の核心を予感させる印象的な仕上がりとなっている。



