1989年のベルリンの壁崩壊後、東西再統一を目前にした旧東ドイツで実際に起きた紙幣大量盗難事件を基にしたヒューマン・コメディ『ハルバーシュタットの埋蔵金』(配給:インターフィルム)が、2026年9月4日より新宿ピカデリーほか全国で上映されることが決定した。あわせて、ポスター・ビジュアルと場面写真2点が公開となった。
実力派女優ザンドラ・ヒュラーが新境地
主演は、『ありがとう、トニ・エルドマン』(2016)で国際的な評価を獲得し、『落下の解剖学』(2023)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたザンドラ・ヒュラー。同作は『カイエ・デュ・シネマ』誌で年間1位に輝いた。さらにカンヌ映画祭グランプリ『関心領域』(2023)や大ヒットSF『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(2026)など各国の話題作に連続出演し、世界中から注目されている。本作では、これまでのシリアスで知的な役柄とは異なり、チャーミングで生活感のある女性を魅力的に演じている。
監督はナーチャ・ブルンクホルスト
監督は、ドイツ映画史上屈指の問題作『クリスチーネ・F』(1981)に主演し、後に脚本家・監督に転身したナーチャ・ブルンクホルスト。彼女の大胆な想像力が生み出した「事件の真相」が、スリルとユーモアたっぷりに描かれる。
公開されたポスター・ビジュアルと場面写真2点には、ザンドラ・ヒュラー演じるマーレンをはじめ、共演のマックス・リーメルト(ローベルト役)、ロナルト・ツェアフェルト(フォルカー役)らが写し出されている。
実際の事件に基づくストーリー
1990年夏、旧東ドイツ政府は再統一によって価値を失う総量400トンに及ぶ東ドイツマルク紙幣を、旧西ドイツとの国境に近いハルバーシュタットの地下坑道に秘密裏に廃棄した。ところが2001年、その坑道から大量の札束を持ち出した者がいたことが明らかになった。一体誰が、どうやって、どれほどの紙幣を盗み出したのか――。本作はその謎に迫る。
ベルリンの壁崩壊後、社会主義の東ドイツが資本主義の西ドイツに編入されるまでの宙ぶらりんだった約1年。東ドイツの片田舎で繰り広げられる、短くも楽しく、何より「自由」だったひと夏の出来事を描く。この作品は、あらゆることが可能に思えた時代へのオマージュであると同時に、急激な社会の変化をユーモラスな眼差しで見つめ、人と人とのつながりを温かく描いた、愛と友情、そして家族の讃歌だ。
あらすじ
「ベルリンの壁」崩壊から8か月後の1990年7月、東ドイツの田舎町ハルバーシュタット。失業中の夫婦ローベルト(マックス・リーメルト)とマーレン(ザンドラ・ヒュラー)、彼らの幼なじみフォルカー(ロナルト・ツェアフェルト)の3人は、軍の地下坑道に忍び込み、秘かに廃棄された数百万マルクもの東ドイツ紙幣を発見、大量の札束を持ち帰った。彼らは近隣住民たちを巻き込み、持ち帰った札束で西側からやって来るセールスマンたちから家電、食品、生活用品を山ほど買っては西側で転売し、西ドイツマルク札に替えていく。思いがけない好景気に田舎町はお祭り騒ぎに沸くが……。
キャスト&スタッフ
出演者
- マーレン:ザンドラ・ヒュラー
- ローベルト:マックス・リーメルト
- フォルカー:ロナルト・ツェアフェルト
- ケーテ:ウルスラ・ヴェルナー
- マルコフスキ:ペーター・クルト
- ルンケヴィッツ:マルティン・ブラムバッハ
スタッフ
- 監督・脚本:ナーチャ・ブルンクホルスト
- 撮影監督:マルティン・ランガー
- 美術デザイン:ジェニー・ロースラー、フロリアン・カポシ
- 音楽:ハンナ・フォン・ヒュッベネット、アモーリ・ローラン・ベルニエ
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