山梨県に暮らす女子高校生たちがキャンプを楽しむ姿を描いた「ゆるキャン△」が人気だ。原作コミックは2015年に連載が始まり、18年にアニメ化。静岡県内もたびたび舞台となり、自治体や企業とのコラボも相次ぐ。来年にはシーズン4の放映も始まり、「聖地巡礼」にさらに弾みがつきそうだ。
静岡県内の半数以上の自治体が登場
「ゆるキャン△」は、浜松市出身で甲府市在住の漫画家・あfろさんが芳文社の月刊誌「まんがタイムきららフォワード」で連載を始めたコミックが原作だ。ソロキャンプ好きの志摩リンとキャンプ初心者の各務原なでしこの出会いをきっかけに、山梨県の女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を送ったりする姿をゆるやかに描く。根強い人気を誇り、山梨県立博物館(笛吹市)で7~9月に開かれた企画展「『ゆるキャン△』と山梨▲」には約3万人が訪れた。
コミックやアニメには、静岡県内35市町のうち半数以上の自治体のキャンプ場や名所などが登場する。富士山のふもとにある富士宮市のキャンプ場、御前埼灯台(御前崎市)、弁天島海浜公園(浜松市)、寸又峡温泉(川根本町)、大井川鉄道、伊豆半島のジオスポット……。県が発行する「モデル地マップ」にはキャンプ場や観光施設、グルメなど107件が紹介されている。
自治体や企業が誘客に力を入れる
こうした「聖地」を実際に訪ねるファンも多く、自治体や企業などが誘客に力を入れている。
静岡県のコラボ企画向けに描き下ろされた『ゆるキャン△』のキービジュアル。登場人物たちが駿河湾フェリーのデッキに立っている。天竜浜名湖鉄道が運行する『ゆるキャン△』ラッピング列車も登場している。
来年にはシーズン4の放映も始まり、聖地巡礼にさらに弾みがつきそうだ。