日光市の小杉放菴記念日光美術館で、幽霊や妖怪をテーマにした企画展「こわ~い お化け浮世絵展」が開かれている。会場には、葛飾北斎や浮世絵の最大流派・歌川派の人気絵師らが描いた約90点が並び、夏本番にひんやりした気分を味わわせてくれる。9月6日まで。
江戸時代の怪談ブームを反映
同美術館によると、江戸時代に夜な夜な人々が集まって怖い話をする怪談ブームが巻き起こった。江戸時代から明治時代にかけて活躍した葛飾北斎や歌川国貞、国芳、芳艶、月岡芳年らも競っておどろおどろしい幽霊や妖怪、人を欺く動物たちを描いたという。
作品は「幽霊」「お化け退治」「肉筆」など六つのコーナーごとに展示。「冨嶽三十六景」で知られる北斎が当時、流行した怪談会をモチーフに描いた「百物語 小幡小平次」「百物語 笑ひはんにや」のほか、圧倒的な発想力と画力を誇った歌川国芳の「相馬の古内裏 滝夜叉姫と大骸骨」、月岡芳年が幽霊や妖怪を描写した「新形三十六怪撰」などを紹介している。
関連イベントも多彩に
多彩な関連イベントも行われ、学芸員によるギャラリートーク(8月11日、9月5日)、ワークショップ「自分の好きな『妖怪』を版画で作ろう」(8月2日)、「日光出前寄席 真夏の怪談噺」(8月8日)が予定されている。
入館料は一般1000円、大学生700円、高校生以下無料。月曜休館。問い合わせは同美術館(0288・50・1200)。



