ロングセラー絵本「なにをたべてきたの?」が点字版で登場、触って楽しむバリアフリー仕様
「なにをたべてきたの?」点字版、触って楽しむバリアフリー絵本

佼成出版社は6月17日、1978年に発刊され、長年にわたり親しまれてきたロングセラー絵本「なにをたべてきたの?」(文・岸田衿子、絵・長野博一)のバリアフリー版として、『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』を発刊した。この作品は、2019年に施行された読書バリアフリー法を背景に、障害の有無にかかわらず、すべての人が一緒に楽しめるアクセシブルブックとして制作された。

触覚と視覚に配慮した革新的な仕様

本書の最大の特徴は、特殊な透明インクを用いて、絵の上に点字と触図を立体印刷している点だ。これにより、登場するブタや果物ごとに異なる触り心地を楽しむことができる。点字に併記された文字は大きく太く印字され、絵の位置も一部変更されるなど、視覚に障害のある人にも配慮した工夫が随所に施されている。

専門家と子どもたちの協力で実現

制作にあたっては、日本点字図書館、筑波大学附属視覚特別支援学校、横浜市立盲特別支援学校などの専門家や子どもたちが協力。実際に触って確かめる子どもたちの意見を反映し、より使いやすい仕上がりを目指した。

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目と手と耳で楽しむマルチモーダルな体験

裏表紙には二次元コードが印刷されており、元「歌のお姉さん」の神崎ゆう子さんによる朗読を聴くことができる。これにより、目と手と耳の三感覚で絵本を楽しめる仕様となっている。また、商品は点字と触図を保護する専用スリーブケースに入っており、長期保存にも配慮されている。

商品概要と価格

『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』はA4変形判の31ページで、価格は5,500円(税込)。既存のロングセラー絵本が新たな形で生まれ変わり、より多くの読者に開かれた一冊となっている。

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