漫画『フールナイト』のアニメ化が決定し、今年Netflixにて世界独占配信されることが発表された。制作はサンライズとシャフトによる初のタッグで行われる。あわせてティザービジュアル、ティザーPV、キャラクター情報、原作者・安田佳澄氏によるアニメ化記念イラストとコメント、キャスト・スタッフからのコメントが解禁された。主人公・神谷トーシロー役は内山昂輝、その幼馴染・蓬莱ヨミコ役は寿美菜子が務める。
作品概要と受賞歴
本作は『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載中。『このマンガがすごい!2023』にランクインし注目を集めたほか、フランスで開催されるJapan Expo Award(DARUMA賞)2023で最優秀サスペンス賞を受賞するなど、国内外で高く評価されている。
制作スタッフとキャスト
制作はサンライズとシャフトの初タッグ。サンライズは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』や『カウボーイビバップ』などを手掛け、シャフトは『魔法少女まどか☆マギカ』や〈物語〉シリーズで知られる。監督は『すずめの戸締り』の湯川敦之氏、シリーズ構成は『【推しの子】』の田中仁氏、音響監督は『聲の形』の鶴岡陽太氏、音楽は『Dr.STONE』の加藤達也氏が担当する。
ティザービジュアルとPV
ティザービジュアルは、決意の眼差しで正面を見据える主人公・神谷トーシローと、「転花」途中の人間が描かれている。2人を乗せた電車の車窓には鮮やかな花畑と不穏な暗い空が広がる。PVはサンライズ×シャフトの技術力を集結したハイクオリティな映像と加藤氏の重厚な劇伴で、登場人物たちの感情を繊細に表現。トーシローの独白や、施術台に横たわる「霊花」を見つめるヨミコの姿などが描かれている。
物語の背景
死期が近い人間の肉体に種を埋め込み植物へと変える技術「転花」。人類が生き延びるために選んだ手段だ。厚い雲が空を覆い、冬と夜ばかりになった未来の地球では、ほとんどの植物が枯れ果て、酸欠状態に陥った人類は「転花」で得られる酸素に依存する社会を築く。貧困に苦しむ青年・神谷トーシローは税金、生活費、母の薬代のために働くが、希望を奪われ、人間が姿を変えた植物「霊花」になる道を選ぶ。
キャスト・監督・原作者コメント
内山昂輝(神谷トーシロー役):『フールナイト』は厳しい環境の未来で生きる人間たちを描く。トーシローは生活苦の中で希望を見出す。複雑な感情の変化を表現するため、毎話いろいろな表現に挑戦した。ぜひ多くの方に観ていただきたい。
寿美菜子(蓬莱ヨミコ役):安田先生の強烈な世界観と湯川監督のセンスに惹かれ、オーディションから心を奪われた。ヨミコを演じられて光栄。ヨミコは食べることが大好きだが、転花職員として心の形は歪かもしれない。私たちの遠くない未来にあり得ない話ではない。Netflixで世界へ配信されることを心からうれしく思う。
湯川敦之監督:アニメ『フールナイト』は元ひきこもりが企画書を出したことから始まった。サンライズとシャフトを偶然が結びつけ、私に声がかかった。原作は多面的で、映像では受動的に進むため悩んだが、視聴者を信じて丹念に時間を描写することに努めた。制作に関わる全員が最高の仕事をしてくれている。
安田佳澄(原作者):「無機質なオフィスに観葉植物が並んでいる」景色が見たくて『フールナイト』の建築を始めた。計画性なく好きな部屋を作り続け、アニメ化にたどり着いた。すべては読者のおかげ。アニメを通じてより遠くの人にも見つけていただければ幸いだ。



