神津ジャージーバター:放牧牛の生乳から生まれる豊かな香りとなめらかさ
群馬県下仁田町にある「神津牧場」は、日本最古の西洋式牧場の一つとして知られ、その歴史は1887年(明治20年)にまで遡ります。この牧場が手がける「神津ジャージーバター」は、放牧されたジャージー牛の生乳を使用し、豊かな香りとなめらかな口当たりが特徴です。ジャージー牛の生乳は、一般的な乳牛に比べて搾乳量が少ないものの、脂肪分が高く、味わい深いことで知られています。
独特な風味の秘密:乳酸菌発酵と季節の影響
神津ジャージーバターの製造過程では、生乳から分離した脂肪分を乳酸菌で発酵させるというひと手間が加えられます。この工程が、チーズのような独特な風味を生み出し、製品の魅力を高めています。さらに、牛が青草を食べる夏場には、バターの色や香りがより強くなり、風味も豊かになるという季節性の特徴も持っています。
牧場長の山崎正史さんは、このバターについて次のように語ります。「ミルクの甘い香りが濃縮されており、老若男女問わずに楽しんでもらえる味わいです。パンに塗ったり、料理に使ったりするのはもちろん、ご飯にかけてもおいしいので、ぜひ試してみてください」。この言葉から、多様な使い道が期待できることがわかります。
歴史と人気:福沢諭吉も愛した逸品
神津牧場の創業者は慶応義塾で学んだ縁があり、そのため福沢諭吉もこのバターを食べたとされています。この歴史的な背景が、製品にさらなる価値を加えています。現在では、ふるさと納税の返礼品としても高い人気を博しており、年間約2.4トンを生産しています。
お取り寄せ情報としては、225グラム入りが2000円(税込み、送料別)で販売されており、4月からは2150円に価格改定される予定です。注文はインターネットまたはファクス(0274・84・2362)で受け付けています。また、1食1100円(税込み、送料別)などのサイズも用意されており、消費者にとって選択肢が広がっています。
神津ジャージーバターは、全国各地の郷土色豊かな味覚を代表する「ふるさとの逸品」の一つとして、その品質と歴史が評価されています。記事中の価格は紙面掲載時のものであり、変更される可能性がある点にご注意ください。



