コメ5キロの平均価格が3973円に下落、昨年9月以来の3千円台に
農林水産省は3月6日、全国約6千の小売店における2月23日から3月1日までの販売データを基に、コメ5キロの平均価格が前週比124円安い3973円だったと発表しました。この値下がりは3週連続で、昨年9月以来約5カ月ぶりに4千円を下回る結果となりました。
2025年産米の収穫増と在庫の膨張
2025年産米は大幅な収穫増を記録したものの、価格の高止まりが続いたことで売れ行きは低調な状態が続いています。農林水産省のデータによると、1月時点の全国の民間在庫は前年同月比40%増の321万トンまで膨れ上がっており、在庫圧力が高まっています。
卸売業者と小売業者の値下げ戦略
このような状況から、在庫を一掃したい卸売業者や小売業者が損失を覚悟で値下げに踏み切ったとみられています。市場関係者によれば、価格下落は需要と供給のバランスが調整される過程で生じたもので、今後の動向が注目されています。
農林水産省は、価格動向を引き続き監視し、必要に応じて市場安定化のための措置を検討する方針を示しています。消費者にとっては、コメ価格の下落が家計の負担軽減につながる可能性がありますが、生産者側には収益圧迫の懸念も残ります。



