にかほ市がメインロケ地となった映画「ルックバック」が9月11日に公開されるのを前に、同市は増加が見込まれる観光客の受け入れ態勢の整備に乗り出す。県内企業を対象に、効果的な受け入れに向けた企画提案を募集する。
映画公開に伴う懸念と市の狙い
市によると、映画公開後はロケ地周辺での無断立ち入りや生活道路への車両流入、違法駐車などの発生が懸念される。こうした事態を防ぎながら、観光客の周遊を促しつつ、住民の生活環境を守る仕組みづくりを目指すという。
過去のアニメ映画での経験を踏まえた準備
市が念入りな準備を進める背景には、2024年公開のアニメ映画「ルックバック」での経験がある。同作をきっかけに熱心なファンが訪れたが、モデルとされる場所では渋滞が発生するなど、予期せぬ事態も起きた。
観光課の担当者は「今回の実写映画には多くの市民が協力した。万が一にも迷惑を被ったことで『協力なんかしなければよかった』とマイナスの評価にならないよう、事前の準備が大切だ」と話している。
企画提案の内容とスケジュール
企画提案に参加できるのは県内に本社を置く企業。具体的には、駅への貸し自転車配備などによる交通手段の整備や、事前に周遊ルートをSNSやウェブサイトでPRすることで、観光客がロケ地を効率的に回れるようにし、混雑や迷惑行為の発生を防ぐことを想定している。
企画提案の締め切りは9月7日で、10日に提案説明が予定されている。にかほ市観光課では「9月のシルバーウィーク前には動き始めたい」としている。



