神奈川県は今年度、障害のある人が農作業に携わっている農産物や農産加工品のうち、一定の品質を確保している商品を、県独自のブランド「かながわともいきアグリ」として認証する制度を始めた。認証されれば、県が品質を保証してPRする「認証マーク」を容器や包装などに表示できる。
農福連携の一環として新制度
新たな認証制度は、農業と福祉が連携し、障害者らの社会参画と農業経営の発展を両立させる目的で県が取り組んでいる「農福連携」の一環。
農福連携で生産・加工された農産物は、出荷時の余分な葉の切り落としや、袋詰めなどの作業を知的障害者らが担っているが、本数や重さのばらつきなども指摘されている。認証制度では、出荷時の品質に基準を設けているかや、障害者が作業に取り組みやすい環境になっているかなどを確認し、基準を満たしたものにお墨付きを与える。
知事が品質保証の意義を説明
黒岩知事は7月28日の記者会見で、「農福連携の農産物の中には、品質が不安という消費者のイメージにより、通常の農産物よりも販売価格を下げざるを得ない場合もあった」と指摘。「認証制度で一定の品質を確保することで、通常の商品と同等に販売することが可能になる」と話した。
今年度の申請は今月20日まで
今年度の認証については、今月20日まで生産者からの申請を受け付けている。



