「常陸国ロングトレイル」9月19日全線開通 国内最長約350キロ
「常陸国ロングトレイル」9月19日全線開通 国内最長約350キロ

県北6市町をつなぐ「常陸国ロングトレイル」が9月19日、全線開通する。総距離は周回コースとしては国内最長の約350キロで、県北地域の自然や文化遺産などを巡る。県はこのコースを活用し、県内外からの交流人口の拡大を図るとしている。

山と里を交互に歩く特徴

名瀑の袋田の滝(大子町)、昭和の面影を残す商店街(同町)、太平洋を望む高戸小浜海岸(高萩市)など、常陸国ロングトレイルは山中のハイキングのほか、町中の観光地の散策などもあり、山と里を交互に歩くのが特徴だ。初心者から経験者まで幅広い層に人気で、2025年度の来訪者数は約12万3000人と、整備を始めた2020年度の約60倍に増加した。

整備状況と記念イベント

県は2024年度末までに約275キロを開通した。現在は県内最高峰を誇る八溝山(同町)や、江戸から明治にかけて栄えた宿場町「高部宿」(常陸大宮市)などを結ぶ約75キロを整備中だ。整備は地元ボランティア「常陸国トレイルクラブ」が担い、月に1~2回ほど草刈りや道標の設置などをしている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

開通日の9月19日には、高部宿で記念イベントを開催する。山や川などの大自然を踏破する「アドベンチャーレース」で活躍する田中陽希さんを招き、尺丈山(同市)登山の「歩き初め」を実施する。

今後の予定と県の期待

10月以降にはJR水郡線水戸―上小川駅間で貸し切り列車を運行し、早朝ツアーを行う予定。通常の始発よりも早い午前5時半頃に出発することで、トレイルを満喫でき、早めに帰路につけるという。

県県北振興局の開田淳一朗・振興担当補佐(44)は「各市町には自然や文化遺産などさまざまな魅力がある。トレイルを通じて、たくさんの人に県北を訪れてほしい」と話している。コースマップなどは「常陸国ロングトレイル」のホームページで確認できる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ