水郡線沿線の歴史を古文書でひもとく 矢祭町ゆかりの資料展が福島で開催中
水郡線沿線地域の歴史と文化を伝える収蔵資料展「水郡線応援 東白川郡の古文書―矢祭町編―」が11日、福島市の県歴史資料館で開幕しました。この展示は、江戸時代から明治時代を中心とした矢祭町ゆかりの古文書を通じて、当時の人々の暮らしを深く探ることを目的としています。入場は無料で、開催期間は7月12日までとなっています。
全線開通90周年を記念したシリーズの第3弾
この資料展は、水郡線の全線開通から90周年を迎えたことを機に、沿線の活性化を目指す取り組みの一環として企画されました。全5回シリーズの第3弾に当たり、大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて開催されています。展示では、村絵図や行政文書など約30点の貴重な資料が並び、観光地やこんにゃくをはじめとする基幹産業の記録、凶作への対応を巡る報告書、婚礼料理の献立など、多彩な側面から当時の生活に焦点を当てています。
明治時代の古文書から見える地域の実態
会場では、明治時代前半の三島町に関する古文書を取り上げた「新公開史料展」も同時開催されています。ここでは、地域の中心的役割を担った戸長が、戸籍の作成と集計や税金の徴収などに追われていた様子を紹介しており、当時の行政の実態を浮き彫りにしています。開幕に先立つ10日には内覧会が開かれ、担当者が展示品について詳しい解説を行い、来場者からの関心を集めました。
展示の詳細と今後のイベント
展示時間は午前9時から午後5時までで、最終入館は午後4時半です。休館日は5月4日を除く月曜日と同7日となっています。また、今月26日と6月20日の午後1時半からは解説会が開かれる予定で、より深い理解を促します。問い合わせは県歴史資料館(電話024・534・9193)まで受け付けています。この資料展を通じて、水郡線沿線の豊かな歴史と文化を再発見する機会を提供しています。



