戦国山城「篠向城」の魅力を発信 真庭で講演と見学会、のぼり旗でPR
篠向城址で講演と見学会 真庭で4月25日、のぼり旗も活用 (26.02.2026)

戦国山城「篠向城」の魅力を再発見 真庭で講演と見学会を開催

岡山県真庭市南部に位置する笹向山(標高419メートル)には、戦国時代に築かれた山城「篠向城」の遺構が今も残されています。この貴重な歴史遺産を守り、その価値を広く伝えるため、地元住民らで構成される「篠向山を愛し城址を大切にする会」(豆原義重会長)が、2026年4月25日に講演会と現地見学会を実施します。発足から4周年を迎えることを記念し、初めてのぼり旗を制作し、イベントなどで活用して城址のPRを強化する方針です。

交通の要衝に築かれた戦国の城

笹向山周辺はかつて、旧出雲街道が通る交通の要衝として栄え、戦いの舞台にもなった歴史的な地域です。山中には、尾根を断ち切って造られた堀切や竪堀、土塁、長大な竪堀群など、戦国時代の城郭遺構が数多く残されています。しかし、近年では荒廃が進み、保存が課題となっていました。こうした状況を受け、2022年春に豆原会長らの呼びかけで同会が結成され、城址の保全活動を続けています。

専門家を招いた充実のプログラム

4月25日のイベントは、午前10時から落合総合センターで開催される講演会から始まります。登壇者は、全国で約7500城を調査し、十数年にわたり篠向城址の研究を続ける城郭研究家の竹尾学さんと、中世・近世の城郭研究の第一人者として知られる滋賀県立大学の中井均名誉教授です。両氏が城の歴史や遺構の特徴について詳しく解説します。

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午後1時からは、現地見学会が行われます。参加者は竹尾さんと中井名誉教授の説明を聞きながら、実際に城跡を巡り、戦国時代の面影を直接体感できます。講演会の参加費は資料代として500円、見学会は保険代として100円が必要です。定員は講演会が300人、見学会が40人で、いずれも先着順となります。申し込みは豆原会長へのメール(ymamehara@mx1.tiki.ne.jp)で受け付けています。

のぼり旗で城址をアピール

発足4周年を記念して制作されたのぼり旗は、地元の毎来寺で知られる岩垣正道住職(84歳)がデザインを手掛けました。山の中腹を流れる雲や、たわわに実った稲を黄色で表現するなど、全4種類のデザインが用意されており、いずれも「美作国 篠向城」と記入されています。旗のサイズは縦1.8メートル、横0.6メートルで、旗本体が5000円、ポールが1000円、注水台が2000円で販売されます。購入希望者は3月15日までに申し込みが必要です。

このイベントを通じて、篠向城址の歴史的価値が再評価され、地域の観光資源としての活用が期待されています。戦国時代の息吹を感じられる貴重な機会となるでしょう。

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