タクシーを止めるのが苦手な私、世の中の親切に救われる日常
タクシーを止めるのが下手な私、親切な人々に助けられる

タクシーを止めるのが苦手な私の日常

私はタクシーを止めるのが下手だ。何度も「空車」の赤ランプを灯した車が通りすぎていく。ようやく止まってくれた運転手さんに「なんででしょうね?」と尋ねると、手の上げ方が悪いと言われた。「道路の向こう側の人、呼んではるんかと思たわ」と指摘され、手の上げ方をあれこれ工夫してみたものの、やはりなかなか止まらない。

思わぬ親切な助け

病院帰りに止めようとしたときも、いつもどおり素通りされた。ヤレヤレと、手を下げため息をついていると、タクシーが突然止まった。サングラスをかけた若い男性が止めたらしい。いいなあ、すぐ止まってくれてと思っていると、その人が私を振り返った。「乗るんやろ、止めたったで」。えっ? とびっくり顔でつっ立っていると、「止めんのあんまり下手すぎて見てられんかったわ」と言われた。

こんなことがよくある。このあいだも、何度も手を上げている私に、自転車で走ってきた男性が、「あっちにタクシー止まってますよ!」と、車道から大声で教えてくれた。世の中、親切な人が多いものだと心の中で手を合わせている。

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頼りなく映る自分への気がかり

それにしても、私は人の目にどれだけ頼りなく映っているのだろう? 近頃、そのことが何とも気がかりである。タクシーを止めるという小さな行為を通じて、自分自身の姿を振り返る機会が増えた。丸山雅美(69) 大阪市天王寺区

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