Windows 11の旧メディアプレーヤーから字幕機能削除、現行版への移行促す仕様に
Windows 11旧メディアプレーヤー、字幕機能削除で移行促す

Windows Latestは8月19日(現地時間)、Windows 11で利用できる旧版のWindows Media Player Legacyから字幕機能が削除され、現行のMedia Playerへの移行を促す仕様に変更されたと報じた。

Experimentalチャネルのビルドで字幕機能が無効化

この修正はXユーザーの@XenoPanther氏により発見された。同氏によると、Windows Insider ProgramのExperimental(Future Platforms)チャネルからリリースされたWindows 11ビルド29648.1000にて、旧版の字幕表示機能が事実上利用できなくなり、使用を試みると現行版への移行を促す警告メッセージが表示されるという。

なお、Experimentalチャネルは将来のWindowsプラットフォームをテストするもので、この変更が一般提供版に導入されるかは現時点で不明だ。

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旧版の字幕設定から「オフ」と「既定値」が削除

旧版の「Windows Media Player Legacy」では、再生中のメディアを右クリック→「歌詞、字幕、およびサブタイトル」をクリックすると、「オフ」、「利用できる場合はオン」、「既定値」の選択肢が表示された。

ところがビルド29648.1000にアップデートすると、3項目のうち「オフ」と「既定値」が削除され、「利用できる場合はオン」だけが残る。字幕を表示するために唯一残された「利用できる場合はオン」をクリックすると、現行版への移行を促す警告メッセージが表示される。

Windows Latestの記者はこの改変について、最近導入された現行版の新機能が関係していると指摘。これは字幕表示を強化する改善で、6月の更新ではWindowsの字幕設定と連動して文字サイズや色、背景などを変更できる機能や、アプリ内から字幕設定へ移動するリンクが追加された。旧版にはこうした細かな字幕スタイル設定は存在しない。

Windows Latestは、現行版で字幕機能が強化された一方、旧版の機能を無効化する必要性については疑問を呈している。

現行版はメモリ使用量やHEVC対応に課題

現行版には性能面や互換性の課題がある。Windows Latestのテストでは、旧版が動画をほぼ瞬時に開いたのに対し、現行版は高性能PCでも時間がかかることが確認されている。また、アイドル時のメモリ使用量は現行版が約377MB、旧版が約103.4MBと3倍以上の開きだ。

動画フォーマットへの対応にも差がある。Windows Latestによると、同媒体の環境では旧版はHEVCファイルを標準で再生できる一方、現行版ではMicrosoft Storeで0.99ドル(国内価格は120円)の「HEVCビデオ拡張機能」を購入する必要がある。なお、HEVCはスマートフォンのカメラで広く使われる形式だ。

Windows Latestは、Microsoftが旧版の機能を減らすことで現行版への移行を促していると指摘。一方、現行版には起動速度やメモリ使用量、HEVC対応などに課題があるとして、旧版の機能を削るのではなく、現行版そのものを改善すべきだとの見方を示している。

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