Microsoftは、Windows 11向けのプレビュー更新プログラム「KB5095093」において、Bluetoothデバイスに関連する複数の不具合を修正した。この更新プログラムは6月23日にリリースされ、特にAirPodsやBeatsなどのサードパーティ製Bluetoothオーディオデバイスの互換性向上が図られている。
AirPodsとBeatsの互換性改善
MicrosoftはKB5095093のリリースアナウンスで、「AirPodsのペアリングモードが高速化し、Beats Studio Proヘッドホンのマイクの信頼性が向上します」と述べ、これらの製品における具体的な改善を発表した。Windows Latestの報道によれば、同メディアの記者が所有するGalaxy Budsでも効果が確認され、従来はBluetooth LEオーディオをオフにしなければ正常に認識できなかったが、更新後はペアリング問題が解消されたという。
互換性向上の対象と効果
互換性向上の対象は「特定のBluetoothオーディオデバイス」とされ、すべての製品を対象としているわけではない。しかし、今回の調査結果から、ペアリングの失敗や認識速度が遅いその他のデバイスでも、更新プログラムのインストールにより改善する可能性が示唆されている。
通話切断や接続エラーの修正
Windows Latestによると、BluetoothのOEMドライバーを使用している場合、更新前はエラーコード「0x9F」が発生し、接続が不安定になる問題があった。また、ハンズフリーデバイス使用時に音声とマイクを同時に使うと接続が途切れる不具合も報告されていた。KB5095093ではこれらの問題が修正され、安定した通話が可能になった。特にクラシックオーディオドライバーとハンズフリープロファイル(HFP)を搭載したデバイスで顕著な改善が見込める。
Bluetooth LEの遅延と接続速度の改善
Bluetooth LEオーディオデバイスの応答速度も向上。従来はマイク使用時に音声再生に遅延が生じていたが、更新後は遅延時間が短縮され、ほぼ瞬時に再生されるようになった。さらに、PC復帰直後のBluetooth接続が遅い問題や、設定アプリのBluetooth設定が不安定な問題も改善される。これらの改善により、Windows 11でのBluetoothアクセサリーを使用した音声通話が実用的なレベルに達したと言える。
これまで会議や音声チャットで不具合に悩まされていたユーザーは、更新プログラムをインストールすることで快適なBluetooth通話環境を得られる可能性がある。この改善は7月のセキュリティ更新プログラムにも導入される予定で、7月14日以降、幅広いユーザー向けに展開が開始される見通しだ。



