JR東日本の「Suicaカード」から公式キャラクター「Suicaのペンギン」が順次消えることがわかった。Android向け「モバイルSuica」では既にペンギンは表示されていない。一方、Apple PayのSuicaでは現時点ではペンギンが残っている。
Suicaカードからペンギンが順次消える
既報の通り、Suicaのペンギンは2027年3月をもってSuicaのキャラクターから「卒業」する。Suicaのペンギンは元来、Suicaのキャラクターではなく、原作者が存在することから、ある意味では原作者にキャラクターを「返す」側面もあるのだと思われる。
Suicaは登場当初、「定期券用カード」と「SF(前払い運賃)専用カード(Suicaイオカード)」に分かれていた。この頃、Suicaのペンギンは公式キャラクターではなかったため、券面に描かれていなかった。
ペンギンの歴史とモバイルSuicaの現状
その後、2004年に物販利用にも対応する「Suica電子マネー」のサービスが始まった。それに伴い、物販利用に対応するカードにはSuicaのペンギンとSuica電子マネーロゴが追加された(※1)。
2007年からは定期券用カードとSF専用カードが「統合」され「Suicaカード」となり、SF専用ながらも記名式の「My Suica」が登場し、小児(小学生)運賃の適用も可能となった(※2)。2008年頃になると、SuicaのペンギンとSuica電子マネーロゴの位置が変わったSuicaカードが流通するようになり、現在に至っている。余談だが、2004〜2007年のカードと、2008年以降のカードではSuicaのペンギンの顔の向きが違う。
今後生産されるSuicaカードからはSuicaのペンギンが消えることになるが、それは視点を変えるとSuicaの「原点回帰」ともいえる。2001年のサービス開始当初にSuica定期券を使っていた筆者からすると、(Suica電子マネーのロゴがあるのはさておき)かえって懐かしさを感じてしまう。
モバイルSuicaでペンギン消滅、Apple Payでは残存
なお、おサイフケータイ(Androidスマートフォン/Wear OSデバイス)向けの「モバイルSuica」と、Apple Pay(iPhone/Apple Watch)向けの「Suica」でもバーチャル券面が設定されているが、標準の券面を見るとモバイルSuicaでは既にペンギンがいない。一方、Apple PayのSuicaでは現時点でペンギンが残っている。個人的な予想だが、Apple PayはOSとの結びつきがより「強固」なので、OSのアップデート(バージョンアップ)のタイミングで券面変更がなされるのではないかと思われる。
そういえば、そろそろSuicaの新しいキャラクターの発表が出てくる頃合いだと思われます。どんな発表が出てくるのか、楽しみです。



