首都圏・東北の鉄道7社、2027年から順次QRコード乗車券に移行
首都圏・東北の鉄道7社、QRコード乗車券へ移行

JR東日本をはじめとする首都圏・東北の鉄道事業者7社は10月13日、2027年以降、磁気券をQRコードを使った乗車券に順次置き換えると発表した。これに伴い、7社では自動改札機での磁気券の発行を原則として終了する。

移行対象の7社と背景

QRコード乗車券に移行するのは、京成電鉄、京浜急行電鉄、首都圏新都市鉄道、東京モノレール、東武鉄道、JR東日本、北総鉄道の7社。2024年5月29日の発表では西武鉄道も名を連ねていたが、今回の発表には含まれていない。一方、前回の発表に含まれていなかった首都圏新都市鉄道が加わった。

なお、今回の発表にあった「新京成電鉄」も含まれていないが、これは2025年4月1日付で京成電鉄を存続会社とする吸収合併が実施されたためである。

QRコード乗車券の仕組み

QRコード乗車券は、自動改札機にあるQRコードリーダーに券面をかざして利用する。券面に記載されたQRコードの内容はサーバで管理されるため、乗り越し精算が必要な場合でも計算は問題なく行える。

利用後のQRコード乗車券は、自動改札機などに備え付けた回収箱に入れて回収することになる。なお、駅または改札口にQRコード対応の自動改札機がない場合は、以下のいずれかの取り扱いとなる。

  • 有人駅(駅員がいる駅)の場合:改札・精算窓口に提示して指示に従う
  • 無人駅(駅員のいない駅)の場合:改札口のサポートシステムで係員を呼び出して指示に従う、そのまま回収箱に入れる(サポートシステムがない場合)、自動改札機には乗車券の回収箱が付けられる

各社の移行対象券種とサービス内容

QRコード乗車券への移行対象となる乗車券類やサービス内容の詳細は、各事業者から別途発表されることになっている。10月13日時点で分かっていることを以下に記す。

京浜急行電鉄(京急電鉄)では、以下の乗車券類をQRコードに移行する。普通乗車券、上がい者用・通学用割引回数乗車券、企画乗車券(お得なきっぷ)。なお、他事業者(東京都交通局)が管轄する泉岳寺駅では、当面の間磁気乗車券の発売を続ける。

東武鉄道では、以下の乗車券類をQRコードに移行する。普通乗車券、入場券、上がい者用・通学用割引回数乗車券、企画乗車券(お得なきっぷ)。これらのうち、企画乗車券については一部を除いてスマートフォンで購入・提示を行う「デジタル企画乗車券」に移行する予定だ。詳細は、追って案内するという。

JR東日本では、金額式の近距離乗車券(幹線100kmまでの普通乗車券)をQRコードに移行する。また、一部の鉄道事業者への「連絡乗車券」も準備ができた時点でQRコード式に変更する。なお、「みどりの窓口」「指定席券売機」で発売する乗車券類については、引き続き磁気券で発行する。