西武鉄道は、2027年春から新宿線に新車両「トキイロ」を導入し、2028年春までに新宿線の有料着席列車を新車両「トキイロ」に統一する。今年8月に「トキイロ」の第1編成が搬入され、西武鉄道の車両基地内で走行試験が始まっているという。
新車両「トキイロ」の概要
新車両「トキイロ」の第1編成は、1号車から「48101」~「48801」の8両編成。川崎車両が製造した軽量アルミ車体の車両で、前面形状など既存の40000系とほぼ共通している。
車両の内装・外装デザイン、愛称・ロゴ、プロモーション計画まで一貫して丹青社とともに策定しており、愛称の「トキイロ」は「朝、昼、夕それぞれの時間の空の色」をイメージして命名。外観は街並みと人々の隙間をつなげる波型ライン「エナジーウェーブ」により、躍動感あふれるダイナミックなデザインとなった。号車ごとに異なるカラーリングとし、夜から朝焼けへ、夕焼けから夜への移り変わりをドットによるグラデーションで表現している。
車内設備の特徴
車内の座席はリクライニング機能を採用し、周囲の目線が気にならない座席形状や座り心地など、細部まで配慮した設計だという。「S-TRAIN」「拝島ライナー」で活躍する40000系(ロング・クロスシート転換車両)と同様、「トキイロ」の座席もロングシートからクロスシートへ転換可能な仕様とみられる。全車両でフリーWi-Fiを利用でき、各座席に電源コンセントやドリンクのカップホルダーなどを設置。車いす・ベビーカー利用者向けのフリースペースを各号車に設置したほか、一部号車にトイレも設けた。
運行開始時期と置き換え
新車両「トキイロ」の運行開始時期は2027年春の予定。西武新宿~本川越間の新列車「トキイロエクスプレス」で有料着席サービスを刷新し、現行の特急「小江戸」で使用している10000系「ニューレッドアロー」を置き換える。現行の「拝島ライナー」に代わり、2028年春から西武新宿~拝島間で新列車「トキイロライナー」の運行開始も予定している。



