ことでん、踏切監視装置導入 老朽化対策で異常を即時通知
ことでん、踏切監視装置導入 異常を即時通知

踏切トラブル19件を受け監視装置導入

高松琴平電気鉄道(ことでん)は、各地の踏切の異常を運転指令所などで把握し、列車に知らせて停止させる「踏切監視装置」を導入した。同社では2015年以降、遮断機などが適切に作動しないまま列車が接近・通過するトラブルが計19件発生しており、対策の一環として採用された。

地方鉄道では異例の踏切多数

同社の警報機・遮断機付きの踏切は274か所(2023年度)で、同社によると、路面電車を除く民鉄各社で7番目に多く、地方鉄道では異例の多さだ。踏切設備の老朽化などでトラブルが相次いでいる。

携帯通信システムでコスト削減

踏切監視装置は今年度、6月までに72か所で導入された。それぞれの踏切で落雷や故障のため電源が失われた場合などに、本社の運転指令所などで警報音が鳴る。本社から緊急停止するよう列車の運転士に手配したり、対応する作業員を現場に向かわせたりできる。

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従来の装置は、踏切と指令所などを有線でつなぎ、10億円近い投資が必要だった。同社は今回、携帯通信システムを使ったものを採用。72か所への設置費用は計500万円程度に抑えられたという。将来的には、約190か所に適用する計画だ。

ATSも拡充し全踏切で事故防止へ

同社は、異常時に列車のブレーキを作動させる自動列車停止装置(ATS)についても27年度までに89か所に配置する方針を示している。踏切監視装置と合わせ、すべての踏切で事故防止をサポートすることを目指す。

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