JR東日本は、六つに分かれている交通系ICカード「Suica(スイカ)」の利用エリアを2026年度末に統合する。各エリアをまたいで乗降できるようになる。タブレット端末などを活用する新たな改札方式も開発し、30年代初めには管内全駅でSuicaを利用できるようにするという。
エリア統合で何が変わるのか
いまのSuicaシステムは改札機ごとに運賃計算するため、利用エリアが首都圏、仙台、新潟、青森、盛岡、秋田の六つに分かれていた。新システムは運賃計算を外部のセンターサーバーが担うため、エリアが一つに統合される。その結果、仙台で乗って首都圏で降りたり、相互をまたぐSuica定期券を利用できたりするようになる。
私鉄や他社ICとの連携
仙台で乗車し、首都圏で私鉄に乗り換えた場合は、「PASMO(パスモ)」が導入されている駅で降りることもできる。一方、Suicaエリアから、隣接するJR東海の「TOICA(トイカ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」エリアにまたいで利用することはできない。
全駅でのSuica利用を目指す
現在は管内全1684駅のうち4割でSuicaを利用できない問題についても、駅構内や列車内にあるタブレット端末でタッチ処理するなどのシステムを開発することで、30年代初めには全駅でSuicaで乗降できることをめざすという。



