福井県の石田嵩人知事のSNSへの投稿を巡り、8日の県議会本会議で「県政に関する情報発信が不十分だ」と指摘が出た。石田知事は「今後、工夫していく」と答えた。石田知事の人気は高く、アカウントは全国の知事でも有数のフォロワーを抱えるが、有効活用できていないとして、県議会側が苦言を呈した形だ。
フォロワー約35万人も投稿はイベント紹介中心
石田知事は1月の選挙戦からSNSを積極的に活用してきた。更新頻度が高いインスタグラムのフォロワーは、8日時点で約35万人に上る。ただ、投稿内容は出席したイベントや視察した観光地などの紹介が大半だ。県の課題に関するものはほとんど見られない。
大雨時の発信遅れに「全国屈指の発信力が生かされなかった」
8月の大雨では、高市首相は被害が明らかになった30日午前5時前にX(旧ツイッター)で警戒を呼びかけたが、石田知事がインスタで同様の発信をしたのは午前11時頃だった。自民党県議会の西本正俊県議は8日の本会議で「全国屈指の発信力が生かされなかったことが残念でならない」と改善を求めた。
過去の発言訂正が影響か
石田知事は、1月の知事選時に投稿したSNSのショート動画で、「日本は単一民族国家」と発言し、物議を醸した。最終的に発言の訂正に追い込まれており、ある県議は「軽率な発言が追及されるのを恐れ、当たり障りのない投稿しかできないのでは」とみる。



