AIをすべての人の道具へ、ChatGPTでもClaudeでもない「仕事を終わらせるAI」Gensparkの正体
AIをすべての人の道具へ、Gensparkの正体

Gensparkとは何か?70以上のAIモデルを用途に応じて使い分け

ChatGPTやClaudeが自社のAIモデルしか使えないのに対し、Gensparkはさまざまな企業のAIモデル70種類以上を用途ごとに使い分け、仕事で使える成果物を作成するのが特徴だ。このアプローチにより、ユーザーは単一のモデルに依存せず、最適なAIを選択して作業を効率化できる。

漫画好きの創業者たちが生み出した勢いあるAI会社

GensparkのCEOエリック・ジン氏とCTOカイ・ジュー氏は共に漫画好きであり、その影響はソフトウェア作りにも反映されている。ジン氏は、AIモデルを開発するパートナー企業に対し、漫画表現や画像内での日本語・中国語・韓国語の文字表示を正しく描画できることの重要性を説いたという。ジュー氏は特に『ジョジョの奇妙な冒険』と『バクマン。』を愛好し、漫画で最も重要なのは「面白い物語を生み出せるかどうか」であり、画の巧拙は差別化要因ではないと学んだと語る。彼は「自分には漫画を描く画力はないが、良い物語を思いつけば、AIの助けでそれを形にできるかもしれない」と述べ、AI時代に新世代のクリエイターが誕生することに期待を寄せている。

懐かしのITスタートアップの匂い

同社を訪問して感じたのは、株式公開前のGoogleやTwitterのような、昔懐かしいITスタートアップの雰囲気だ。会社としての統一されたブランド戦略はほとんどなく、エンジニアたちがそれぞれの思いで「この機能が大事」と考えた機能を昼夜を忘れて開発している。そのため、脈絡なくさまざまな機能が出現し、名前や仕様が頻繁に更新される。少しカオスな面もあるが、日々新しくなっていく感覚がユーザーの楽しさにもつながっている。

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7月21日に「Genspark 6.0」を発表

Gensparkは7月21日、ニューヨーク、東京、ソウルの3都市で同時に発表会を行い、新バージョン「Genspark 6.0」を発表する。法人向けのローンチイベントとオンライン開催の個人ユーザー向けローンチイベントが用意されている。取材イベントでは、Genspark自身にポスターを作成させ、瞬時に3種類のパターンが生成された。

日本のビジネスシーンを席巻する可能性

創業者らのソーシャルメディアの投稿を見ると、同社は頻繁に日本を訪れ、誰もが知る大企業にも足を運んでいる。今後、かつてのEvernoteがそうであったように、GensparkはAI道具時代の定番ツールとして日本のビジネスシーンを席巻する可能性が十分にある。来週の新バージョン発表の内容も含め、注目が必要だ。

CTOカイ・ジュー氏の経歴

CTOのカイ・ジュー氏はアップル、グーグル、マイクロソフトを渡り歩いたAI業界の大御所であり、カイフ・リーがその才能を見初めてグーグルに引き入れた人物である。一方、CEOのエリック・ジン氏はマイクロソフトで検索エンジン「Bing」を開発していた。両氏の豊富な経験がGensparkの技術力の基盤となっている。

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