TikTok Shop開始1年、日本で食品カテゴリーが急成長 利用者30倍、売上500億円推定の背景と課題
TikTok Shop開始1年、食品カテゴリー急成長 利用者30倍

動画投稿アプリ「TikTok」は27日、昨年6月末の提供開始から1周年を迎えたEコマース機能「TikTok Shop」の利用者数が昨年7月末時点から30倍以上に増えたと発表した。人気ジャンルの化粧品に加えて、コメなどの食品が想定を超える売れ行きとなっており、他国と比較しても速く成長しているという。民間の調査会社は、開始1年で500億円前後を売り上げたと推定。

急成長の背景

TikTok Shopは、TikTokのアプリ内で商品の発見から購入までをシームレスに行えるEコマース機能。米国では年間売り上げが2兆円超とされ、昨年11月のブラックフライデーで1日に5億ドル(約800億円)を売り上げるなど、急成長を遂げている。

TikTokは日本での流通総額を明らかにしていないが、データ分析サービス「Kalodata」は、開始1年で約480億円、直近1カ月では約109億円と推定。Nint(東京都新宿区)の分析サービス「Nint EC Social」は、年間約536億円、1年で約14倍伸びたとしている。

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食品カテゴリーの好調

27日の記者発表会に登壇したTikTok Shop Japanの畔上佳秀ジェネラルマネージャーは、「開始から1年たって、日本のTikTok Shopは、他国のサービス開始時期と比べても、著しく伸びている」と総括。また、「食品カテゴリーが想定より売れている。多くが国産で、ライブ配信を通してその信頼性が伝わり、さらに冷凍でも食品を届けられる物流が存在している。他国のTikTok Shopからは、意外だと驚かれると思う」と話した。

Kalodataのレポートによると、開始半年時点で小規模フーズは「小規模極めし詰め合わせ」を8869万円売り上げた。半数以上がクリエイターの動画をきっかけとした購入で、TikTokは売り上げが大きい企業ほどこのような傾向があるとしている。企業が成功報酬型(アフィリエイト)で、クリエイターに販売を委ねる新しい協業型の販売モデルが生まれつつある。

新たな問題点

一方で、生成AIを活用した販売促進動画を促し、実際の商品と異なる動画が生成されるといった新たな問題が発生している。

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