第13回総合検査機器展(JIMA2026)が16日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕する。モノを切断せずに内部の構造や状態を把握する「非破壊検査機器」が一堂に会する展示会で、主催する日本検査機器工業会の笠原有仁会長に見どころを聞いた。
非破壊検査の2つの分野
笠原会長は、非破壊検査について「大きく分けて製品の品質を保証する分野と、メンテナンス、点検で安全を保証するという2つの分野がある」と説明。品質保証は完成した製品の内部に問題がないかを検査する際に用いられ、メンテナンスは道路やガス・石油タンクなどの安全性を確認するために行われるという。「基本的に壊さずに検査をすれば非破壊検査になる。われわれの業界は、そうした検査の機器を作っている」と語った。
今後の展望と展示会の見どころ
今後の展望について笠原会長は、「水素発電や風力発電といった新たなインフラが導入されて新しい規格が作られたり、人工知能(AI)などの技術の進歩で新たに分かることがあったりすると検査項目が増えていく」と指摘。安全に対する認識は日々高まっており、「今はよりシビアな検査が求められている。われわれとしては進化しながら、より安全な検査機器を作っていく」と述べた。
2年に1度の展示会には約80社・団体が出展する。笠原会長は「今回はAIや最先端の航空宇宙産業と非破壊検査との融合を見てほしい。AIがサポートし、人間では見落としそうなところの検査ができる時代が来ている」と強調。さらに「われわれの技術、検査機器が開発を支える宇宙航空研究開発機構(JAXA)の『月面探査車有人与圧ローバー』の模型も特別展示する」と紹介した。
開催概要
総合検査機器展は16日(水)から18日(金)まで、午前10時から午後5時まで東京ビッグサイト東1ホール(東京都江東区)で開催。主催は日本検査機器工業会で、特別協力は産経新聞社。同時開催展としてINTERMEASURE、センサエキスポジャパン、地盤技術フォーラム、次世代森林産業展、知財・情報フェア&コンファレンスが行われる。



