テトリスをたった3分プレイするだけで、抑えがたい食欲が脳から消え去るという。アルコールやタバコ、カフェインへの欲求も抑えられるという研究結果が注目を集めている。平成に大ブレイクしたお馴染みのゲームが、意外な効果を持つことが明らかになった。
テトリスが脳に与える影響
研究によると、テトリスを短時間プレイすることで、脳内の欲求を司る部分の活動が抑制されるという。特に、衝動的な食欲や依存性のある物質への渇望に対して効果が確認された。
コンビニ活用術と食器のサイズ効果
コンビニは使い方次第で、ダイエットの強い味方にも、手強い敵にもなる。食べすぎてしまうのは、空腹感のせいでも意志力の弱さでもなく、目の前の皿の大きさが原因かもしれない。これは感覚的な話ではなく、72件の実験を統合した研究が導き出した結論だ。
ケンブリッジ大学のホランズらは、食べ物の量・パッケージ・食器のサイズが摂取量に与える影響を調べた72件のランダム化比較試験を統合したコクランレビューを発表した。対象は子どもから55歳の成人まで、実験室から実際のレストランまで幅広くわたる。
解析してみると、大きな1皿の量、大きなパッケージ、大きな皿やボウルを使うと、人は一貫して多く食べるという結果が出た。この効果が食事全体に及ぶと仮定した場合、1日あたり最大279kcal相当という計算になった。これは英国成人の平均的なエネルギー摂取量の約12~16%に相当し、白米にすれば茶碗1杯以上のカロリーに当たる。
視覚情報が食欲を左右する
人間には「目の前にあるものを食べ切ろうとする」という傾向がある。大きな皿に盛られると、同じ量の食事でも「少ない」と感じてしまう。つまり食欲ではなく、「視覚的な情報」が摂取量のブレーキ役を担っていることになる。
この仕組みは意志力でコントロールするのが難しく、だからこそ「最初から量を減らしておく環境を作る」ほうが、我慢するより確実に効いてくる。さらにこの研究では、性別・BMI・空腹感への敏感さの違いにかかわらず、効果が一貫して表れることも確認されている。「自分は意志が強いから関係ない」ではなく、誰にでも起こりうる現象だ。
小さめの皿を使う、スナックは袋のまま食べない、外食では最初から普通盛りや小盛りを選ぶ。どれも意志に頼らない、食べすぎ防止の仕掛けである。
飲み会の1杯がもたらす負の連鎖
お酒についても、似たような食べ過ぎ防止の仕掛けがある。飲み会の席で「とりあえずビール」と注文する流れは、日本の食文化に深く根づいている。ただ、その「とりあえず」の1杯が、その後の飲む量・食べる量・翌朝の体調にまで連鎖的に影響していることは、あまり意識されていない。



