職場でZ世代の部下や同僚が残業しているとき、どのように声をかければよいのだろうか。マイナビニュース会員300人を対象にしたアンケートでは、4割にあたる120人が「Z世代の部下や同僚が残業をしている時に激励の言葉をかけたことがある」と回答した。実際にどのようなリアクションが見られたのか、寄せられた回答をパターン別に紹介する。
素直に「ありがとう」「頑張ります」と返す人も
最も多かったのは、声をかけられたことを素直に受け止め、前向きに返すリアクションだ。「普通に『ありがとうございます』と言っていた」(49歳・男性)、「明るく『頑張ります』と返事した」(35歳・女性)、「嬉しそうに『頑張ります』と謙虚に言っていた」(46歳・男性)といった回答があった。
漫画「Z世代とはたらく」では、「残業頑張ってるね!」という上司の言葉にZ世代の新人が「それは嫌味ですか?」と返す場面が描かれていたが、実際の職場では、自分を気にかけてくれたことへの感謝として受け止めるケースもあるようだ。
無表情で無反応、テンション低めの返事も
一方で、声をかけても反応が薄かったり、返事そのものがなかったりしたという回答も寄せられた。「『がんばってね』と声をかけても、何にも返事をしてくれなかった」(41歳・女性)、「返事をしないで、無表情でこちらを見ました。その後、『頑張ります』と小声で返事をしました」(49歳・男性)といったエピソードが挙がっている。
また、返事はするものの「テンション低めで『頑張ります』とは言っていた」(45歳・女性)、「目を合わせず小さな声で『はぁ』とだけ言った」(42歳・男性)など、疲れや戸惑いが感じられるケースもあった。残業中という状況もあり、単純に疲れが表情や声に出ていた可能性もある。
不満そうな態度やそっけない返事も
残業をすること自体に不満を抱いている様子が見られたという回答もあった。「ちょっと嫌な顔をされて困った。これからは放っておこうと思った」(49歳・男性)、「『何で残業をしなくちゃいけないのか』と嫌な顔をしていました」(48歳・男性)といった声が寄せられている。
また、「『ありがとうございます』と無機質に言われた」(39歳・男性)、「特に反応がなく事務的に返事をした」(37歳・男性)など、言葉はポジティブでも態度がそっけなく感じられたケースもあった。声のトーンや表情、視線など、言葉以外の要素も含めて相手のリアクションを受け取っていることがうかがえる。
早く帰りたい、淡々と仕事をこなす人も
声をかけたあとの行動に、残業に対する考え方が表れた回答もあった。「『ありがとうございます、もう帰ります』との返事があった」(47歳・男性)、「『無理』と言って帰っていった」(42歳・男性)など、仕事が終わればすぐ帰ることを自然と考える人もいるようだ。
一方で、「残業や休日出勤に抵抗を示さない反応が比較的多い」(46歳・男性)、「通常通り仕事を全うしようとしていた」(44歳・男性)といった回答もあり、残業も業務上必要なものとして割り切って仕事をしている人もいる。さらに、「『頑張ったら見返りくれるのか』と聞いてくる」(39歳・男性)など、残業することの意味を問うてくるケースも少数ながら見られた。
今回のアンケートでは、同じ「頑張ります」「ありがとうございます」という言葉でも、笑顔で返す人から小さな声で返す人まで、さまざまなリアクションが寄せられた。回答はそれぞれの回答者が実際に接した個人について感じたものであり、Z世代全体に当てはまるものではない。それでも、残業中の何気ない声かけ一つを取っても、受け止め方は人それぞれだ。相手が仕事や働く時間をどう捉えているのかを知ることが、お互いに働きやすいコミュニケーションにつながるのかもしれない。