Z世代の“奇妙な相談”4割超が経験 イヤホン、定時前帰宅、マイ枕…職場の「当たり前」のズレ
Z世代の奇妙な相談4割超が経験 イヤホンや定時前帰宅も

マイナビニュースの調査で、Z世代の部下や同僚から「奇妙な相談」を受けた経験がある人が44.5%に上ることが分かった。業務中のイヤホン使用や定時前帰宅、オフィスへのマイ枕持参など、職場の「当たり前」に疑問を投げかける事例が寄せられている。

Z世代の奇妙な相談、4割超が経験

マイナビニュース会員301人を対象にしたアンケートで、「Z世代(18~30歳)の部下や同僚に奇妙な相談をされた経験はありますか」という質問に対し、44.5%が「ある」と回答した。

寄せられた回答をパターン別に紹介する。

業務中のイヤホンや音楽の使用

「業務中に効率を上げるため音楽を聴きながら仕事をしたいと言われた」(43歳・男性)、「業務中にイヤホンをしたいと言われた」(48歳・女性)、「『デスクにラジオ置いていいと思う?』って言われた」(28歳・男性)といった相談が寄せられた。

音楽を集中力向上の工夫と捉える人もいれば、周囲とのコミュニケーションや業務への影響を心配する人もいる。漫画「Z世代とはたらく」では「課長の声を防ぎたい」という理由が描かれていたが、実際の職場でも同様の相談があるようだ。

勤務時間や帰宅に関する疑問

「業務がすべて終わったら早めに帰れるか聞かれたこと」(45歳・男性)、「業務が終わったので定時前に帰宅してもいいか聞かれた」(42歳・男性)、「給料が下がってもいいので時短にしたいと言われた」(43歳・男性)、「通勤時間も勤務になりますよね? と言われたことがあります」(45歳・男性)、「なぜ残業しなければならないのか、と聞かれた」(48歳・男性)などの回答があった。

勤務時間に関するルールは会社や雇用条件によって異なるが、日頃当たり前として受け入れていることも、改めて質問されると説明が必要になるケースがある。

電話対応やメモ、仕事道具をめぐる相談

「電話に出るのを免除してほしいと言われた(特に免除される理由もなく、単に嫌だから)」(41歳・男性)、「電話対応をしたくないと言われた」(49歳・男性)といった電話に関する相談のほか、「メモをスマホで撮っていいか聞かれた」(24歳・女性)、「社内チャットツールで、上司にも絵文字やスタンプだけで返信していいか聞かれた」(49歳・男性)などの回答もあった。

便利なツールを積極的に使いたいという考えがある一方、会社には情報管理やセキュリティー、ビジネスマナーなどのルールもある。本人にとって自然な使い方でも、職場では確認が必要なことを理解してもらう必要がありそうだ。

休憩や過ごし方、飲み会、マナーに関する相談

「仕事の合間に筋力トレーニングをしたいと言われた」(39歳・男性)、「オフィスにマイ枕を持ってきていいか聞かれた」(45歳・女性)、「椅子の上であぐらを組みたいと相談された」(44歳・男性)といった回答が寄せられた。

飲み会については「飲み会などへの参加は絶対したくないときっぱり言われた」(49歳・女性)、「飲み会に友達を連れてきたいと言われた」(25歳・女性)、「会社の飲み会は時給が出るのかと聞かれた」(43歳・女性)などの声があった。

また、「なんで挨拶しないといけないのか? と質問された」(35歳・男性)、「タメ口で話してもよいか」(35歳・女性)といった、職場での基本的なコミュニケーションに関する質問も挙がった。

人間関係や働き方、設備・身だしなみの相談

「あの人がなんで怒っているのか意味がわからない、と言ってきた」(45歳・男性)、「『わからないことがわからない』と言われたこと」(38歳・男性)など、人間関係や暗黙の了解に関する相談もあった。

働き方については「もっと楽な仕事をしたいと言われた」(42歳・男性)、「自分の仕事を他の職員に振り分けていいかと聞かれたこと」(36歳・男性)、「どうやって会社をうまく辞めれるかについて尋ねられた」(44歳・男性)などの回答が寄せられた。

設備や身だしなみでは「冬のオフィスで暖房が弱いため、電気代は自腹で払うので電気工事をしてもいいか聞かれたこと」(49歳・男性)、「髪をモヒカンにしたいといわれた」(49歳・男性)といった相談があった。

職場の「当たり前」は人それぞれ

今回のアンケートでは、業務中のイヤホンやスマホの使用、勤務時間、電話対応、飲み会、身だしなみなど、さまざまな相談が挙がった。「業務が終わったので定時前に帰宅してもいいか」「会社の飲み会は時給が出るのか」「なんで挨拶しないといけないのか」といった、普段あまり疑問に思わない職場の習慣について率直に質問するケースが印象的だった。

もっとも、今回紹介したのは回答者が実際に接した個人についての経験であり、Z世代全体に当てはまるものではない。相談の内容だけでは、その人がどのような事情や考えから質問したのかまでは判断できないケースもある。

それでも、普段は当たり前だと思っている職場のルールや習慣も、別の立場から見れば疑問に感じることがあるのは事実のようだ。一見すると奇妙に思える相談でも、本人には何らかの理由があるのかもしれない。

調査時期は2026年10月14日、調査対象はマイナビニュース会員の男女合計301人、調査方法はインターネットログイン式アンケート。