大阪府警は、SNSやインターネットがきっかけで起きる犯罪から子どもたちを守るため、安全な使い方をクイズ形式で学べるチェックシートを作成した。自分が発信した情報や写真が不特定多数の目に届くことや、ネット上には虚偽の情報も多くあることを知ってもらう内容で、ホームページで公開しているほか、イベントを開催するなどして活用を呼びかけている。
チェックシートの内容と協力
チェックシートには「SNSあんぜんチャレンジ!」と題して注意すべき8項目をクイズ形式で掲載。「人に見られたくない写真は、友だちなら送っても構わない」「ゲームで知り合った人のプロフィルや写真が優しそうな女の人だったので、何でも相談していい」などで、いずれも「はい」を選ぶと不正解となる。
「はい」が1~5個で「ちゅうい!」となり、使い方を家族らと見直すようアドバイス。6~8個は「キケン!」で「自分や友だちを守るため、大人に相談しよう」と促している。
チェックシートの作成にはサッカーJ1・セレッソ大阪も協力。ヤンマーハナサカスタジアム(大阪市東住吉区)でシーズン開幕戦が行われた8日には、このチェックシートを使った啓発イベントがあり、府内の小中学生約40人がサッカー観戦に訪れた同世代の子どもらと一緒にクイズの答え合わせをするなどして理解を深めた。
夏休みのリスク増加
府警によると、今年上半期(1~6月)に府内で、SNSがきっかけとなって犯罪に巻き込まれた18歳未満は50人で、前年の同時期と比べて11人増えた。中学生が最も多い32人で、高校生が10人、小学生が8人。被害の内容別では「不同意性交等」が16人、裸の写真を送らせるなどの「児童ポルノ」が14人だった。
府警少年育成室によると、夏休みはスマホやゲームに費やす時間が長くなって、知らない人とつながるリスクが高くなるといい、城島剛喜室長は「知らない人に名前や住所を教えたり、友だち同士でも裸の画像を送ったりしてはいけないことを家族みんなで考えるきっかけにして、安全な夏休みを楽しんでほしい」と話している。



