LINEブロックは最終手段?専門家が教える3段階フェードアウト術
LINEブロックは最終手段?専門家が教えるフェードアウト術

LINEで一度つながったものの、話が合わず連絡を絶ちたいと考える人は少なくない。読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」には、60代半ばの女性「ユリ」さんから、体操教室で知り合った同世代の女性との関係に悩む投稿が寄せられた。相手は夫を亡くし、娘の住む都心に引っ越してきたが、最近は推し活やホストクラブ、美容クリニックの話ばかりで、興味が持てないという。ユリさんは「いきなりLINEをブロックしても大丈夫でしょうか」と意見を求めた。

ブロックをめぐる賛否両論

このトピに対し、ユーザーからは様々な意見が寄せられた。「ねこの散歩道」さんは「縁が切れてスッキリすると思います」とブロック容認。「味噌汁」さんも「二度と会わない関係ならブロックしても良さそうです。ブロックしないで当たらず触らずの生返事をしていても、ストレスがたまるだけ」と同調した。

一方、「痛風友の会」さんは「ブロックは悪手だと思います。相手が悪意を持ったり攻撃的になる可能性がある」と警告。「電源ON」さんも「ブロックには異常に根に持つ人もいる。体操教室で会う可能性や他の知り合いとのつながりを考えれば、単に疎遠にする方がいい」と指摘した。

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専門家はブロックを最終手段に

日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラーの小日向るり子さんは、「ブロックはあくまで最終手段」とアドバイスする。ユリさんの友人には、夫の死や引っ越しによる環境変化から、推し活や美容に没頭する一過性の過活動状態が見られるという。「突然のブロックは、ご友人の感情を逆上させ、過剰に執着する可能性がある」と警鐘を鳴らす。

ブロックの最大のリスクは、相手が執着や嫌がらせなどの加害行動に及ぶことだ。「『切られた』という感情は強い恨みにつながりやすい。体操教室という共通のコミュニティーがあり、画像検索機能などで個人情報も特定しやすくなっているため、ブロックしても完全なシャットアウトにはならない」と説明する。

3段階のフェードアウト術

小日向さんは、次の3段階で友人からフェードアウトすることを勧める。

(1)返信の頻度を落とし、素っ気ない内容に
すぐに既読をつけず、半日~1日置いてから返信。「そうなんだ!」「楽しそう」といった一言だけにとどめ、こちらから質問は一切しない。

(2)誘いは体調や先約を理由に断る
ランチに誘われたら「先約が入っている」「胃腸の調子が悪いので外食は自粛している」などと断り、自分側の事情で会えない形にする。

(3)LINEを既読無視へ移行する
何度か誘いを断れば、通常は連絡頻度が減る。そうなったら既読だけつけてそのままにする。ブロックすると相手が裏技で確認することがあるため、「通知オフ」機能を利用して心を守る。

デジタルコミュニケーションの疲れに注意

近年、個人間のコミュニケーションツールが充実する一方、デジタルコミュニケーションに疲れを感じる人が増えている。特に既読が表示されるLINEはストレス要因になり得る。小日向さんは「LINEを交換する前に、相手のキャラクターを慎重に判断し、自分と価値観が合う人かを見極めるドライな眼を持ってほしい」と注意を促している。

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