乳幼児家庭の98.7%が防災重要視も備蓄不足、明治調査で判明
乳幼児家庭98.7%が防災重要視も備蓄不足

明治は2026年7月16日、「乳幼児ママ・プレママの防災備蓄に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2026年5月29日〜6月2日、妊娠中(初めての出産)の女性155名と末子0〜2歳未満の子どもがいる女性309名の計464名を対象にインターネットで実施された。

防災の重要性認識は98.7%も、備蓄はわずか3.4%

乳幼児のいる家庭での防災対策の重要性について尋ねたところ、「とても重要」(66.6%)と「ある程度重要」(32.1%)を合わせ、98.7%が重要性を認識していた。しかし、乳幼児向けの防災備蓄が「十分にできている」と回答した人は3.4%にとどまり、「ある程度できている」を加えても24.5%だった。

妊娠中(初めての出産)と2歳未満の子育て中で備蓄状況を比較すると、「ほとんど/まったくできていない」の割合は妊娠中で47.1%、子育て中で30.7%となり、妊娠中の方が準備が遅れる傾向が明らかになった。

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備蓄が進まない理由、最多は「つい後回し」

備蓄が進まない理由として最も多かったのは「つい後回しになってしまう」(55.4%)で、次いで「何を備えればよいかわからない」(42.0%)、「どれくらい必要かわからない」(37.4%)が続いた。

乳幼児向けの3品目について「3日分以上備えている」割合は、おむつが51.7%だったのに対し、粉ミルク・液体ミルクは31.5%、ミルク用の水は29.3%と低かった。また、「ほとんど/まったく備えていない」はミルクが41.8%、水が42.9%と4割を超えた。特に妊娠中の女性では、粉ミルク・液体ミルクの備え不足が72.9%、水が65.8%に上った。

停電・断水時の授乳に94.6%が不安

停電や断水でお湯や水が使えない状況での授乳について、「非常に不安を感じる」(61.2%)と「ある程度不安を感じる」(33.4%)を合わせ、94.6%が不安を感じていた。妊娠中の女性では「非常に不安を感じる」が66.5%と、2歳未満の子どもを持つ女性(58.6%)より高かった。

授乳方法別に見ると、ミルクのみ育児では「ほとんどできない」(31.8%)と「まったくできない」(29.4%)を合わせ61.2%が停電・断水時の授乳を困難と回答。一方、母乳のみ育児では同割合が12.0%にとどまり、ミルクへの依存度によって差が見られた。

約半数が「何をどれくらい備えるべきかわからない」

乳幼児のための防災備蓄について、「何をどれくらい準備すべきか把握していない」と回答した人は「あまり」(28.0%)と「まったく」(21.8%)を合わせ49.8%に達した。災害時の授乳について「具体的に考えたことがない」は「あまりない」(42.9%)と「まったくない」(17.9%)で60.8%だった。

災害時の授乳準備として「あったら安心なもの」では、「すぐ飲ませられるミルク」(63.8%)が最多で、「清潔な水」(62.5%)、「長期保存できるミルク」(54.3%)が続いた。

「日常で使いながら備える」認知と実践にギャップ

ローリングストックやフェーズフリーの考え方について、「よく知っている」(25.4%)と「聞いたことはある」(36.0%)を合わせ61.4%が認知していた。一方、防災を意識した備えを日常生活に「取り入れている」と回答した人は43.5%と半数以下で、知識が行動に結びついていない実態が浮き彫りになった。

この考え方をよく知っている人では日常生活で防災を意識した備えを取り入れている割合が87.3%だったのに対し、知らなかった人では12.3%にとどまった。明治は、特別な準備ではなく普段使うミルクや水、日用品を少し多めに持つことが乳幼児家庭の防災対策につながると指摘している。

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明治では子育て世代の防災意識向上を目的に「明治ほほえみ防災プロジェクト」を展開。特設Webサイト「ママと赤ちゃんの防災サイト」で災害時に必要な備えや授乳方法、乳幼児家庭向け防災備蓄用品リストなどを発信している。また、日常時から非常時まで活用できる商品として「明治ほほえみ らくらくキューブ」や「明治ほほえみ らくらくミルク」などを提供している。