性別を男性に変えた元女性が、交際中のスナックのママと結婚し、婿入りすることになった経緯や、それを受け入れてくれた両家の両親に対する感謝の気持ちを述べた動画「元女子の俺、婿に入ります」が、Instagramで11.3万回再生を超える反響を呼んだ。コメント欄には「おめでとうございます!応援してます」「素敵なご両親ですね」「婿、楽しいですよ!」など、祝福の声が多数寄せられた。
婿入りのきっかけは彼女の父親の提案
投稿者(Instagram/@ftm_shu_)によると、彼の地元と彼女の地元は離れているが、現在は彼女の地元で同棲している。彼女の実家の近くに土地があることから、彼女の父親から「家を建てるといい」「婿に入らないか?」と提案されたという。両親に婿入りを話したところ、「彼女の地元でずっと暮らすのであればそれでも大丈夫」「2人の好きなようにしたらいい」と反対はなく、温かく受け入れられた。
奥さまとの出会いはスナックで、彼女の一目ぼれがきっかけ。アプローチを受け、彼女の意思の強さや想いに惹かれた。1年ほど遠距離だったが、週に一度は彼女が会いに来て、週末には彼が会いに行くことを欠かさなかったという。
性別違和の自覚と自衛隊での治療
心と体の性別に違和感を持ち始めたのは中学3年生の頃。当時は男性と交際していたが、恋愛行為に対して男性目線の気持ちや拒否反応を感じた。高校では共学だが女子が大多数の学校で初めて女性を好きになり、「これだ!」と確信した。
女子プロ野球選手として活躍後、野球を続ける間はホルモン注射が打てないため、「野球」か「治療」かで悩んだ末に治療を選び、自衛隊に入隊。自衛隊では女性として入隊し、入隊時にLGBTQであることを上司に話し、部隊移動時に治療をしたいと相談した。「かなり理解のある部隊だった」と振り返る。自衛隊時代に胸の手術とホルモン治療を行い、2任期満了で退職。最後の有給を使いタイで性別適合手術(子宮・卵巣摘出)を受けた。
家族や周囲の理解と子どもの話
胸の手術までは母親と兄妹にしか話していなかった。父親にはホルモン注射を打つ前に声が変わることを伝え、父親は友人に男性から女性になりたい人がいたことからすぐに理解してくれた。母親は受け入れるまで時間がかかったが、兄妹も理解している。ただし、祖母には昔ながらの考えもあるため、両親からカミングアウトを止められているという。
子どもについては、兄から精子提供を受けられなければペットを家族として育てたいという意志がある。彼女は第三者からの精子提供でも構わないとしており、両親や義理の両親も2人の意見を尊重している。



