元海賊版サイトのクランチロール、日本アニメ人気のハブに NYコミコンで存在感
元海賊版サイトのクランチロール、日本アニメ人気のハブに

世界を席巻する日本アニメ人気を支えている動画配信サービスがある。ソニーグループ傘下の「クランチロール」だ。日本では見られないが、海外で2100万人の有料会員を抱え、原作マンガや主題歌も楽しめるアニメ好きの「ハブ」的存在として広がっている。

NYコミコンで存在感

ニューヨーク市で8日に開かれた、ポップカルチャーの祭典「NYコミコン」。クランチロールもブースを出し、コスプレをしたり、アニメのTシャツを着たりした人でにぎわっていた。

母親と妹と来場したエマさん(13)は、7歳くらいでアニメを見始めた。「呪術廻戦」と「デスノート」が好き。当初は、他の動画配信サービスを見ていたが、物足りなく感じてクランチロールを使うように。「本当におもしろいアニメを見ようと思ったら、一番の選択肢」と話す。

海賊版サイトから正規サービスへ

クランチロールは、米国のアニメ好きが2006年に立ち上げたサービスだ。当初は、非公式に日本のアニメに字幕をつけて配信していた、いわば「海賊版」サイトだった。

徐々に権利者らと提携して正規のサービスへと転換し、現在はソニーグループの傘下で世界展開を続けている。日本では利用できないが、海外のアニメファンにとってはなくてはならない存在となっている。