スカイブリッジ小林隼人氏、3D測量とドローンで海外展開強化へ
スカイブリッジ小林隼人氏、3D測量とドローンで海外展開へ

3次元(3D)測量やドローンによる点検を手がける測量・点検サービス企業スカイブリッジ(さいたま市大宮区)は、弟の将人氏と共同代表を務める小林隼人氏(40)のもと、埼玉から全国、海外への事業強化を目指している。

創業のきっかけと現在の事業

創業のきっかけについて、小林氏は「父親が建設業界で測量会社を営んでおり、その測量技術をベースに、あらゆる業界へノウハウを拡大することで、安全確保や業務効率化につながる価値を提供できると確信し、エンジニアの弟である小林将人(共同代表)とともに創業しました」と話す。事業拡大による雇用創出も大きな動機だったという。

現在は「3D測量をはじめ、ドローンによる点検、データ活用、内製化サポートの4本柱に注力しています」と説明。3D測量で取得したデータ活用の可能性は「無限大」と強調する。ドローン点検では、業務受託に加え、顧客側での内製化を支援する「ドローン自動飛行点検」サービスも提供。自社の「スカイブリッジドローンスクール」で講習を行い、顧客の現場でも指導することで、内製化の失敗を防ぐ伴走型の支援を行う。

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苦労と転機

これまでの苦労について、小林氏は「新規顧客開拓には非常に苦戦し、資本金が減っていく恐怖を今でも覚えています」と振り返る。転機は「ある一人の商社マンと出会い」で、その人物がビジネスに強い関心を示し、共に営業活動を行った結果、全国だけでなく台湾など海外の数十社の顧客開拓につながった。「小さな失敗を何度も重ねながらも、この商社マンとの出会いから、今では数千万円を超えるような大型ビジネスの相談がくるまでになりました」と語る。

今後の目標と埼玉企業としての意気込み

今後の目標として、自社でのドローン開発やソフトウェア開発を進めるほか、人材不足をテクノロジーや仕組みの改善で解決したい考え。採用面では「先天的に苦手なことがある方でも雇用し、活躍できる組織を作る考えです」とし、「業務や当社の雇用を通して、『安心して生きることができる世界』を構築したい」と述べた。

埼玉企業としての意気込みは「大企業になることを目標にしておらず、時代にあった最先端技術を保有し、世に適したアプローチで事業を推進していきたい」と強調。測量やドローン技術を現場運用に落とし込むことで信頼を獲得し、社会から認められる企業を目指す。現在は埼玉だけでなく全国に顧客を持ち、海外への積極的な発信も視野に入れている。

会社概要は、所在地がさいたま市大宮区桜木町2の902 大宮サクラスクエアモール2階 WAW大宮。設立は2021年12月。主な事業は3次元測量、ドローン活用ソリューション(デジタルツイン環境構築、ドローン自動飛行など)。資本金は300万円(26年7月現在)。企業理念は「あらゆる産業と空を結ぶ懸け橋へ『安心して生きる世界を創る』」。さいたま市産業創造財団主催の「SCAP(さいたま市アクセラレータープログラム)」1期生でもある。

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