日清「冷しカップヌードル」5年開発の冷水だけで食べられる画期的カップ麺、災害備蓄にも
日清「冷しカップヌードル」冷水で食べられる革新、災害備蓄にも

日清食品は7月20日、カップ麺の常識を覆す「冷しカップヌードル」を発売する。最大の革新は、冷蔵庫で冷やした冷水だけで麺を戻せる点だ。開発期間は5年。特許取得済みの「コールドリハイド製法」を採用し、熱湯を一切使わずにカップ麺を楽しめる。

従来の冷やしカップ麺との違い

これまでにも冷やし中華風や冷製まぜそばなど、冷たいカップ麺は数多く発売されてきた。しかし、それらはいずれも最初に熱湯で麺を戻し、湯切り後に冷水で締めるか冷たいスープを加えるスタイルだった。つまり、見た目は冷たくとも本質的には熱湯が必要だった。

一方、「冷しカップヌードル」は冷水だけで麺が戻るため、熱湯の準備が不要。カップ麺の基本構造を根底から変える商品と言える。

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「冷しカップヌードル」の革新的な製法

開発担当者によれば、「コールドリハイド製法」は麺の乾燥工程や原料を最適化し、冷水でも短時間で麺が復元するように設計されている。通常のカップ麺は熱湯で麺を軟らかくするが、本商品は冷水でも麺の食感を損なわないよう工夫された。

ライターの井手隊長は実食レビューで、「単なる夏向け変わり種ではなく、熱湯がなければ成立しない即席麺の前提に挑戦した商品だ」と評価している。

実食:鶏塩レモン味とピリ辛キムチ味

今回発売されるのは「鶏塩レモン味」と「ピリ辛キムチ味」の2種類。筆者も実食したが、冷水で戻したとは思えないコシのある麺と、すっきりとしたスープが特長。特に鶏塩レモン味は、レモンの酸味が冷たいスープと調和し、夏にぴったりの清涼感がある。

ピリ辛キムチ味は、キムチの辛さと旨味が冷水でもしっかり感じられ、食欲をそそる味わいだ。

災害時の備蓄食品としての有用性

この商品のもう一つの価値は、災害時の備蓄食品としての有用性だ。地震や台風などで停電や断水が発生した際、ガスや電気が使えず熱湯を用意できないケースがある。そんな時でも、冷たい水さえあればカップ麺を食べられるのは大きなメリット。

また、ローリングストック(日常的に食べながら備蓄を更新する方法)にも適しており、普段から冷蔵庫で冷やしておけば、暑い日のお昼や軽食として手軽に利用できる。

「冷しカップヌードル」の本当の価値

日清食品は「冷しカップヌードル」を「熱湯からの解放」と位置づける。カップヌードルが1971年に発売されて以来、お湯を注ぐことは当たり前の前提だった。それを変えたことは、即席麺の歴史に新たな1ページを刻むと言える。

価格はオープンだが、実勢価格は1個250円前後と見られる。発売は全国のスーパーやコンビニで、7月20日から順次販売予定。

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