Microsoftは、SurfaceシリーズにAMDプロセッサーを採用しない理由について、限られた製品ポートフォリオが背景にあると説明した。この説明は、Surface部門コーポレートバイスプレジデントを務めるBrett Ostrum氏が、Windows Centralの記者に明かしたものだ。
AMD搭載のSurfaceは過去に存在
近年のSurfaceシリーズには、IntelおよびSnapdragonプロセッサーが搭載されている。今秋以降には、NVIDIAのRTX Sparkを搭載したSurface Laptop Ultraも登場予定だ。
AMDプロセッサーを搭載したSurface PCは現在存在しないが、過去には搭載実績がある。2019年に発売されたSurface Laptop 3では、IntelとAMDの2モデルが展開された。しかし、その後継となるSurface Laptop 4を最後にAMDプロセッサーの採用は見送られ、現在に至るまで搭載デバイスは登場していない。
幹部の説明と記者の反応
Ostrum氏は「我々はAMDと仕事をするのが好きです」と前置きしたうえで、Microsoftの事業ポートフォリオは限られているため、どの製品で何を採用するかについて慎重に選択する必要があると説明した。つまり、Surfaceの製品ポートフォリオは限られており、すべての選択肢を顧客に提示することはできず、製品仕様や制約に則したプロセッサーの選択を迫られた結果、AMDの採用には至らなかったとの回答だ。
この回答に対し、Windows Centralの記者は「納得がいきません」と述べ、説明を受け入れることはできないとの立場を示した。過去にAMDプロセッサーを搭載した実績があるにもかかわらず、なぜSurface Laptop 8で同じ事ができないのかと訴えている。
噂されたAMD搭載Surfaceの行方
また、コードネーム「Sound Wave」として知られるAMDプロセッサーを搭載したSurface PCが開発中だったとの2025年の噂話を取り上げ、開発の継続と製品化を望む意見を表明した。記者はこの製品登場を心待ちにしていたようだ。
噂話から1年近くが経過しており、残念ながら希望はかないそうにない。少なくともOstrum氏の説明からは、AMDとの関係悪化が理由とはうかがえない。Microsoftの公式見解では製品ポートフォリオが限られていることが主な理由であり、この制約によってAMDは採用できなかったとの説明だ。