米グーグルは、同社の生成AI「Gemini」の無料版に広告を配信する方針を固めた。2026年後半から段階的に導入する予定で、利用者の増加に伴う収益化を図る。関係者が明らかにした。
広告配信の背景と狙い
グーグルは現在、Geminiの無料版と有料版「Gemini Advanced」を提供している。無料版は広告なしで利用できるが、同社は広告収入で運営コストを賄う戦略に転換する。広告はAIの応答内やチャット画面の端に表示される見通しだ。
関係者によると、グーグルは広告配信により、無料版の持続可能な運営を目指す。同社の親会社アルファベットは、2025年第1四半期の広告収入が前年同期比で15%増加したと報告しており、Geminiへの広告導入でさらに収益を伸ばす狙いがある。
利用者への影響と今後の展開
広告配信開始後も、無料版の基本機能は引き続き無料で利用できる。ただし、広告の頻度や種類によっては、ユーザーエクスペリエンスに影響を与える可能性がある。グーグルは「広告はユーザーの利便性を損なわないよう配慮する」とコメントしている。
一方、有料版「Gemini Advanced」は引き続き広告なしで提供される。グーグルは、広告収入をAI開発の研究費に充てる計画で、競合するOpenAIやマイクロソフトとの差別化を図る。



