アップルが東南アジア初の店舗をマレーシアに、iPhone販売強化へ
アップル、東南アジア初の店舗をマレーシアに

アップルは、東南アジア地域で初めてとなる直営店をマレーシアの首都クアラルンプールに開設する。これは、同社が新興国市場でのプレゼンスを強化し、iPhoneの販売をさらに促進する戦略の一環である。新店舗は、クアラルンプールの高級ショッピングモール「ザ・エクスチェンジTRX」内に位置し、2024年2月にオープン予定だ。

東南アジア市場への本格参入

アップルはこれまで、東南アジアではシンガポールにのみ直営店を展開していたが、マレーシア進出により地域での存在感を大きく高める。マレーシアは人口約3300万人を抱え、スマートフォン普及率が急速に上昇している市場だ。同国でのiPhoneシェアは約15%と推定され、アップルはさらなる成長を見込んでいる。

アップルの小売部門責任者であるディアドラ・オブライエン氏は、「マレーシアのお客様にアップル製品の最高の体験を提供できることを楽しみにしている」とコメント。新店舗では、iPhoneをはじめ、Mac、iPad、Apple Watchなどの製品を展示・販売するほか、無料のワークショップやクリエイティブなイベントも開催する予定だ。

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世界展開の加速

アップルは2024年までに、世界で新たに20店舗以上の直営店をオープンする計画を発表している。その中には、インドのムンバイやデリー、さらに中国の複数都市が含まれる。今回のマレーシア進出もその一環であり、同社は新興国市場でのプレゼンスを急速に拡大している。

アナリストによると、アップルの直営店戦略は、製品の販売だけでなく、ブランドイメージの向上や顧客ロイヤルティの強化にも寄与するという。特に、東南アジアではスマートフォン市場が成熟しつつある中、アップルは高価格帯製品の需要を取り込むことを目指している。

競争激化する東南アジア市場

東南アジアのスマートフォン市場では、中国のシャオミやオッポ、韓国のサムスンなどが激しい競争を繰り広げている。アップルの直営店進出は、これらの競合に対抗するための重要な一手と見られる。同地域でのiPhone販売は、2023年には前年比で約20%増加しており、アップルにとって成長ドライバーの一つとなっている。

マレーシア政府も、アップルの進出を歓迎している。投資・貿易産業省の担当者は「アップルの直営店開設は、マレーシアがハイテク投資先として魅力であることの証だ」と述べ、外国企業の誘致に積極的な姿勢を示している。

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