イオン、2025年までに全店舗でAI防犯カメラ導入へ
イオン、全店でAI防犯カメラ導入へ

イオンは、2025年までに全国の約2000店舗にAI(人工知能)を活用した防犯カメラを導入する方針を明らかにした。このシステムは、従来の防犯カメラにAIによる画像解析機能を追加したもので、不審な動きを検知した場合に警備員に通知する仕組みだ。導入コストは約100億円と見込まれている。

万引き防止と顧客動向分析が目的

同社によると、AI防犯カメラの主な目的は万引き防止だが、同時に顧客の動線や商品の滞在時間といったデータを収集し、店舗運営の効率化にも活用する。例えば、特定の商品棚の前で顧客が立ち止まる時間を分析することで、商品の配置や陳列方法の改善につなげる。イオンの広報担当者は「AI技術を活用し、より安全で快適な買い物環境を提供したい」とコメントしている。

プライバシーへの配慮も

一方で、AIカメラによる監視にはプライバシー侵害の懸念も指摘されている。イオンは、収集したデータは匿名化し、個人を特定できない形で利用すると説明。また、カメラの設置箇所には明示的な掲示を行い、顧客への周知を徹底する方針だ。専門家からは「技術の進歩とプライバシー保護のバランスが重要」との声が上がっている。

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業界全体の動き

小売業界では、AIを活用した防犯システムの導入が加速している。競合のセブン&アイ・ホールディングスも一部店舗で同様のシステムを試験導入しており、今後拡大する可能性がある。イオンの今回の決定は、業界全体のデジタル化を後押しするものとみられる。導入が完了すれば、日本国内で最大規模のAI防犯ネットワークとなる見通しだ。

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