トヨタとNTT、自動運転向けAI半導体で協業へ 2028年実用化目指す
トヨタとNTT、自動運転AI半導体で協業 2028年実用化 (27.06.2026)

トヨタ自動車とNTTは、自動運転技術の核となるAI半導体の共同開発で合意した。2028年までの実用化を目指し、両社の技術を融合させることで、データ処理の高速化と消費電力の低減を実現する。

協業の背景と目的

自動運転の実用化には、膨大なセンサーデータをリアルタイムで処理する高性能な半導体が不可欠だ。トヨタは車両制御や安全技術で知られ、NTTは光通信やAI処理に強みを持つ。両社は、それぞれの知見を結集し、従来の半導体より処理能力を10倍以上に高めつつ、消費電力を半分以下に抑える目標を掲げる。

この協業は、自動運転の早期実現と日本の半導体産業の競争力強化を狙う。経済産業省も、半導体戦略の一環として支援を検討している。

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具体的な開発計画

開発は、NTTの研究所とトヨタの技術部門が中心となり、両社のエンジニア約200人が参画する。2025年までに試作品を完成させ、2026年から実車テストを開始。2028年には量産化を目指す。半導体は、トヨタの高級車ブランド「レクサス」の一部モデルに先行搭載される見通しだ。

NTTは、同社が開発中の「光電融合技術」を活用し、データ転送の高速化と省電力化を図る。トヨタは、車両制御や安全システムのノウハウを提供する。

業界への影響

自動運転用半導体は、現在、米エヌビディアやインテル、独インフィニオンテクノロジーズなどが市場を牽引する。トヨタとNTTの参入により、競争が激化し、技術革新が加速する可能性がある。また、日本の自動車産業や半導体産業の国際競争力向上につながると期待される。

トヨタの担当役員は、「自動運転の実現には、車両と通信の融合が不可欠。NTTとの協業で、世界最高水準の半導体を開発したい」とコメント。NTTの幹部も、「両社の技術を融合し、新たな価値を創出する」と述べている。

今後の展望

両社は、自動運転向け半導体の開発にとどまらず、コネクテッドカーやスマートシティ向けの技術開発でも連携を検討する。2025年までに、具体的なプロジェクトを発表する予定だ。

この協業は、日本の産業界における異業種連携の新たなモデルケースとして注目される。

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