半導体の「水」供給、台湾で再生水工場が稼働 日米の生産回帰に課題
半導体の水供給、台湾で再生水工場稼働 日米に課題

デジタル社会の「頭脳」を握るチョークポイント(急所)とされるのが、先端半導体の生産が集中する台湾だ。その台湾自身が「水不足」という壁に直面するなか、国内に生産を戻そうと動く日米両国だが、それぞれの制約が見えてきた。

生活排水から工業用水を生成

体育館のような簡素な建物内に、無数のタンクや管が並ぶ。中央部には1400本以上の筒状のモジュールが据え付けられ、モーター音が響いていた。台湾南部の台南市が3年前に完成させたこの工場でつくり出すのは水だ。地域の生活排水を何層もの膜で処理し、水道水よりも純度の高い工業用水に生まれ変わらせる。

生産量は1日3万7500トン。一般的な25メートルプールで約100杯分にあたる。市水利局の黄信銓は「再生水は降雨や環境の影響を受けない安定した水源。民生や農業を圧迫しないための最良策です。近年の干ばつを受けて、工事は5年から3年に短縮しました」と説明した。

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TSMCが購入、地下パイプラインで供給

ここで作られる水の大部分は、近くに工場を持つ台湾積体電路製造(TSMC)が購入する。地下パイプラインで工場に水を送り続ける。

台湾当局の見通しでは、TS…

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