日本HPから登場した「EliteBook X G2a 14 AI PC」は、AMDの最新プロセッサ(開発コード名:Gorgon Point)を採用したビジネス向け14型の薄型軽量モバイルノートPCだ。最新モデルらしく、高水準な基本パフォーマンスとバッテリー駆動時間を両立し、先進のAI体験もできる1台となっている。Ryzen AI 7 PRO 450を搭載した実機を入手したのでレビューしていこう。
AMD最新プロセッサ「Gorgon Point」を採用
評価機の基本スペックをチェックしよう。CPUのRyzen AI 7 PRO 450は、2026年1月に発表された最新世代のモバイル向けプロセッサで、Zen 5コアとZen 5cコアを4基ずつ備えた8コア16スレッド、最大ブーストクロックは5.1GHz(Zen 5コア)という内容だ。
Gorgon Pointは最新世代ではあるものの、アーキテクチャは前世代のStrix Pointを踏襲しており、目新しい要素は特にないが、前世代の時点で、パフォーマンスと省電力性両面において評価が高く、本製品もビジネスPCとして一流の性能とバッテリー駆動時間が期待できる。
メモリは32GB(LPDDR5X-8533)のオンボード実装で、増設や換装はできない仕様だ。ストレージは512GBのSSDを搭載している。
グラフィックスとストレージ性能
グラフィックス機能は、CPU内蔵のRadeon RX860M Graphicsだ。RDNA 3.5ベースの8コア構成となる。
ストレージは512GBのSSDを搭載する。評価機ではSamsung製だった CrystalDiskMark 9のスコア。PCIe 4.0 x4対応SSDの中でも上位に入る良好なスコアだ。
軽量で高級感あるボディ
ボディは、A4ファイルサイズで重量が約1.076kg(最小構成)と持ち運びに適したサイズ感だ。突起部を含まないボディサイズは、約312.7(幅)×217(奥行き)×15.95〜17.15(厚さ)mmとなっている。
ボディ素材はマグネシウム合金を採用する。傷が付きにくいPVD(物理蒸着)コーティングで仕上げられており、質感が高く、手触りも非常に良い。
軽さならではの質感の高さ、そして堅牢さも兼ね備える。堅牢さについては、MIL-STD-810Hに準拠した耐候性テストをクリアしている裏付けもある。
なお、主要部品の60%に、リサイクルされた鉄、アルミニウム、プラスチック、廃食油などの再生材料を使用している。パッケージに持続可能な原料を100%使用するなど、サステナビリティにも配慮した設計だ。
大容量バッテリーと3K有機ELディスプレイ
バッテリー容量は、公称値で68Whと大容量だ。公称駆動時間は約15時間30分(MobileMark 25)となっている。
実測テストは、画面輝度を100%、システムをバランスモードに設定した状態で、UL Procyon Benchmark Suites(VideoPlayBack One Hour Battery Consumption)を使い、1時間の消費バッテリー量を計測した。
結果は、同じペースで残量100%から約5%まで減るとすると11時間52分駆動できることになる。最大輝度400ニトの3K有機ELディスプレイを搭載していることを考えれば優秀だろう。myHPユーティリティには、バッテリーの劣化を防ぐ設定も用意されている。



