水泳選手でも肩こりに苦しむ…トレーナーが教える悪化の意外な原因
水泳選手でも肩こりに苦しむ…悪化の意外な原因

連載『疲労回復の習慣』より、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏が、普段から鍛えている水泳選手でも肩こりに悩む人が多いと指摘。その原因として、肩甲骨周りの柔軟性不足や、日常生活での姿勢の悪さが挙げられる。特に、スマートフォンやパソコンの長時間使用による前かがみの姿勢が、肩こりを悪化させるという。

水泳選手に多い肩こりの原因

中野氏によると、水泳選手は肩の筋肉を酷使するため、筋肉が硬くなりやすい。しかし、肩こりの原因は筋肉の使い過ぎだけではない。水泳のストローク動作では、肩甲骨の動きが重要だが、多くの選手は肩甲骨の可動域が狭く、その結果、首や肩の筋肉に負担がかかるという。

さらに、トレーニング後のストレッチ不足も問題だ。中野氏は「水泳選手は練習後に十分なクールダウンを行わないことが多く、筋肉の疲労が蓄積しやすい」と指摘する。これにより、慢性的な肩こりに悩む選手が少なくない。

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悪化を招く意外な習慣

中野氏が特に注意を促すのは、日常生活での姿勢だ。水泳選手であっても、デスクワークやスマートフォンの使用時には、猫背やストレートネックになりがち。この姿勢が肩こりを悪化させるという。

また、「睡眠中の姿勢も重要」と中野氏。うつぶせ寝や高すぎる枕は、首や肩に負担をかけ、肩こりを引き起こす原因になる。中野氏は「適切な枕の高さや寝姿勢を意識することが大切」とアドバイスする。

肩こり解消のための具体的な対策

中野氏は、肩こりを予防・解消するために、以下のようなエクササイズを推奨している。

  • 肩甲骨のストレッチ:両手を前に伸ばし、肩甲骨を開くように意識しながら、背中を丸める。その後、胸を張って肩甲骨を寄せる。これを10回繰り返す。
  • 首のストレッチ:首をゆっくりと左右に倒し、それぞれ15秒間キープする。無理に引っ張らず、気持ち良い範囲で行う。
  • 姿勢の改善:デスクワーク中は、背筋を伸ばし、モニターの高さを目の高さに合わせる。スマートフォンは顔の高さで使用する。

さらに、中野氏は「肩こりは単なる筋肉の疲労ではなく、血流不足や神経の圧迫が関係していることもある」と説明。そのため、適度な運動やストレッチに加え、温めて血流を促進することも効果的だという。

専門家からのアドバイス

中野ジェームズ修一氏は、著書『疲労回復の習慣』の中で、肩こりに悩む多くの人に向けて、日常生活で実践できる簡単な方法を紹介している。「水泳選手でさえ肩こりに悩むのだから、一般の人が悩むのは当然」と中野氏は語る。重要なのは、自分の体の状態を把握し、適切なケアを継続することだ。

肩こりは放置すると慢性化し、頭痛や吐き気などの症状を引き起こすこともある。早期の対策が肝心だ。

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