ソニー「着るクーラー」累計84万台の大ヒット、2万7000円でも売れる
ソニー「着るクーラー」累計84万台の大ヒット、2万7000円

40℃を超える酷暑も珍しくなくなった今、ソニーの「着るクーラー」が都市部や海外で売り上げを伸ばしている。累計販売数は84万点に達し、実勢価格2万7000円でも需要が続く。

累計84万点突破、初年度から黒字

ソニーからスピンオフしたソニーサーモテクノロジーが販売する「REON POCKET」は、ペルチェ素子を使ったウェアラブル冷却デバイスだ。伊藤健二社長は「“ヒトの健康に関する知見”で足りない部分は、横浜国立大学の研究室にアドバイスを求めながら効果実証を行い、2020年に初代を発売すると事業初年度から黒字を達成しました。ソニーからスピンオフしたこの会社で2024年度から事業を受け継いでいます」と語る。

ワークマンやシャークとの違い

同じペルチェ素子を使う商品として、ワークマンが2023年5月に発売した「ペルチェウェア(ベスト)」がある。ソニーの製品より3年早く投入したが、伊藤社長は「『ワークマン』さんの商品とは形状も顧客層もまったく違います。消費者の方の比較対象としては『シャーク』さんの商品が近いかもしれません」と述べる。アメリカの家電ブランド「シャーク」の「Shark ChillPill パーソナルクーリングファン」はハンディファン型で実勢価格2万2000円。冷却のみで小型化という点では共通するが、手に持つタイプであり、襟元に装着する「REON POCKET」とは形状が異なる。ワークマンのペルチェは建設業や製造業の現場作業者向けだったが、近年は一般消費者のアウトドア利用も増えている。

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