ソニーのウェアラブル冷却デバイス「REON POCKET」シリーズの累計販売数が84万点を超え、大ヒット商品となっている。本体価格2万7000円台でも売れ行きは好調だ。
都市部のビジネスパーソンが主力
ソニーによると、国内ユーザーの大半は都市部のビジネスパーソンで、公共交通機関での通勤時に装着するケースが多い。地域別では東京が約6割を占め、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、大阪が続く。北海道も意外に多く、大都市圏で全体の約9割を占める。
こうした顧客層のため、ワークマンのペルチェ製品のように企業によるまとめ買いは少なく、個人購入が中心。ボーナス時期に売り上げが伸びる傾向があるという。
海外22カ国で展開、英国で人気
REON POCKETは海外22カ国でも販売されており、日本と海外の売上比率は約6対4。特に英国での引き合いが増えている。最新モデル「REON POCKET 6」に加え、大型の「REON POCKET PRO Plus」(実勢価格2万9700円)も発売され、グローバル需要に対応する。
海外のユーザーからは「汗の量が減った」「目立たない」といった声が多く寄せられている。欧米では自宅に空調がない家庭も多いため、屋内で1日中使用されることもある。スマートモード(自動温度調整)を使えば最長約15時間バッテリーが持続する。また、ロンドンやパリの地下鉄・バスには冷房未設置の車両が多く、移動中の冷却手段として活用されている。



