「大Tシャツ展2026」の会場で、国内外から集まった貴重なTシャツの中でも、特に目を引く激レアアイテムが展示されている。その中で最も高価な一枚は、写真家ブルース・ウェーバーが手がけた「Summer Diary Photography by Bruce Weber」で、価格は150万円。1980年代に制作されたこのTシャツは、登場から40年を経た今も高い人気を誇り、市場にほとんど出回らないコレクターズアイテムとして知られている。
会場で最も高額なTシャツ、その価値の理由
このTシャツの被写体は、エルヴィス・プレスリーの愛娘であるリサ・マリー・プレスリー。写真とタイポグラフィーを組み合わせたデザインは、当時としては非常に斬新で、現在では一般的なスタイルだが、1980年代に世界に先駆けて採用したのがブルース・ウェーバーだった。その卓越したデザインセンスは、ステューシーなど多くのブランドに影響を与えたと言われている。
「大Tシャツ展2026」を主催するウェーバーの池田仁氏は、このTシャツの価値について次のように語る。「80年代に裏原カルチャーを作った感度の高い人たちは、これがカッコいいということでピックアップしていたんですね。モノとしての価値もそうですが、やっぱり、今のカルチャーを引っ張っている方たちが認めたデザインというところも、価格に現れているのかなと思います。」
展示は7月19日まで、見逃せないヴィンテージの数々
「大Tシャツ展」は、表参道ヒルズ本館B3Fのスペースオーで開催中で、7月19日まで観覧可能。観覧料は一般1,500円、大学・専門学校生1,000円、高校生以下500円。会場にはブルース・ウェーバーの「Summer Diary」シリーズがずらりと並び、コレクターも多い人気Tシャツだけに、これだけの枚数が同時に並ぶ光景は滅多に見られない。なお、取材は開催前の内覧会で行われたため、現在はすでに売却されている可能性もある。
ブルース・ウェーバーの革新性と影響
ブルース・ウェーバーは、写真とタイポグラフィーを融合させたデザインで、1980年代のファッションシーンに革命をもたらした。その影響は、ストリートカルチャーやハイファッションにまで及んでおり、今回の展示でもその革新性を再確認できる。リサ・マリー・プレスリーを起用した「Summer Diary」は、彼の代表作の一つとして、現在も多くのファンを魅了し続けている。



